ココロミにきみ

本と体とプログラミング

2019-01-01から1年間の記事一覧

本 AIに負けない子どもを育てる

「AIに負けない子どもを育てる」新井紀子さん著 ・・・気になる本を読んだ 著者によると、読解力がものをいう現代では、「中1の時の文章を読む力」が、高校を決め、大学を決め、社会での働く能力に大きく相関するデータが出ている ・・・つまり、中学や高校…

本 「面白い」のつくりかた

本 「『面白い』のつくりかた」佐々木健一さん著 モナリザのように「分かりそうで、分からないこと」が人を引きつける、というのはよく聞く話 じゃあ、「その分からなさって何?」という疑問を考えさせてくれる * * * たとえばジブリのアニメは「線の多さ…

本 生きづらさについて考える

「生きづらさについて考える」内田樹さん著 生きづらいというのは、社会のルールが大きく変化しているのに、その変化の先が見えなかったり、ルールがマダラだったりするからなんだろう そういう時代の道標は、物事の根本を考えてみることだと著者は言う * …

本 彼岸の図書館

「彼岸の図書館」青木真兵,青木海青子さん他対談 奈良県は東吉野に移住し、自宅を私設図書館「ルチャ・リブロ」として開放した夫婦とその周りの人たちとの対談 自宅を「マイ凱風館」として存在させたい、というアイデアが面白かった これは、以前感想を書い…

本 不死身の特攻兵

「不死身の特攻兵」鴻上尚史さん著 9回出撃して9回生き残った、陸軍第一回特攻兵の佐々木友次さんのお話 戦争の理不尽さはいうまでもないが、この本を読んでため息が一番出るのは、この戦時の考え方と今の日本の考え方に、さほど違いがあるように思えないこ…

本 世界の神話

「世界の神話」沖田瑞穂さん著 インドから始まって全世界の神話が描かれている 最初の一章で、神話の世界に隠された秘密にはたと気付かされた * * * 例えばヒンズー教の神話には、神々がヒマーラヤからガンジス川に水が流れ落ちるところで祭りを開いた話…

本 デザインが日本を変える

「デザインが日本を変える」前田育男さん著 この本を読んだことで、ブランドとは何か?というのが少しわかった気がする それを自分の言葉で言うならば、まずは社員全員が「私たちの会社は何を為すべきものとして存在しているか」を共有するための「軸」だと…

本 困難な子育て

「困難な子育て」堀埜浩二さん、内田樹さん他 子育ては「両親を含む多くの人間によるチームプレイ」というのがよく分かる 逆に、子供から見るなら「両親は育ててくれる人たちの、ワン・オブ・ゼム(one of them)に過ぎないんだよ!」という悲しくもありがた…

本 いい家をつくるために、考えなければならないこと

「いい家をつくるために、考えなければならないこと」高橋修一さん著 著者曰く、いい家とは「空間が豊かな家」である 広いと狭いとか機能的とか不便とかよりも、空間が豊かであることを大事にする ・・・なんかすごい一言でまとめられた気がする なんとなく…

本 無意識の整え方

「無意識の整え方」前野隆司さんと4人の対談 4人目の対談相手の、医師の稲葉俊郎さんの問題意識が面白い 普通、仏教の伝来と共に伝わった「中医学」から日本で医療が始まったされるが、そんなわけはないだろうと稲葉さんは言う 深く広い文化を持つ日本で、医…

本 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこさん著 アイルランド出身の夫と11歳の子供がいる、日本出身の著者 その家族を通じて、今のイギリスで暮らすことのあり様がすごく良くわかる * * * イギリスではお金がない家庭の多くは、…

本 内田樹による内田樹

「内田樹による内田樹」内田樹さん著 著者による著書の解説本 内田先生は、フランスの哲学者レヴィナスの翻訳を何冊かされているのだけど、それは単なる翻訳ではなく、内田先生を作っているものだということがよく分かった たとえば著者は、コミュニケーショ…

映画 魔女の宅急便(のKikiとジジの関係)

魔女の宅急便をしばらくぶりに見る (今日はすでに見てる人想定の感想を書く) 黒猫のジジって、ネガティブというか大人なポジションだよなーと、改めて思う 魔女のKikiが「●●を始めようと思うんだけどどう思う?絶対うまく行くはず!」に対して、黒猫のジジ…

本 古の武術に学ぶ 無意識の力

「古の武術に学ぶ 無意識の力」甲野善紀さん、前野隆司さん対談 ロボット工学が専門の前野隆司さんは、人工知能を研究するなかで、「受動意識仮説」にたどり着く 簡単にいうと「自由意志というものはない」という話 その考え方と、甲野善紀さんの「運命は完…

swift iOS13対応

アプリを初公開で10日も経たずに、iOSの大きな変更って運がいいのか悪いのか!! iOS更新したら、アプリにエラーが出てると言われて慌てて対応! 早めに経験できてよかったかも ・・・自分がユーザーだったら、ダメ・アプリ認定してるよな・・・ ★サウンド・…

iPhoneアプリのレビュー依頼を英語サイトでもする

iPhoneのアプリを作りました!すごい! Apple Storeで公開しました!お疲れ! ・・・ダウンロード数は友人の数だけ!だろうね! ・・・誰も知らないんだから当たり前なんだけど!!そうそう! * * * * * * という悩みを持つであろう個人新人developer…

iPhoneアプリ作成の周辺

iPhoneアプリ作成の周辺 さて、iPhoneアプリを初めて作ってみて、その過程で出会ったことをいくつか共有したく * * * * * Swiftというプログラミング言語を学びつつ作っていたのですが、今回は不退転の決意で英語のwebレクチャーを受講しました すると…

本 そのうちなんとかなるだろう

「そのうちなんとかなるだろう」内田樹さん著 著者による半生記 嫌いなものは絶対やらない幼少時代から高校中退、大学生活とアーバン、助手時代から神戸女学院、凱風館設立の今までのブログの話に加筆(だと思う) * * * 一番疑問だったのは、なんでこん…

iPhoneアプリ「優しい音の繰り返し用タイマー」Cycle KEEPERをリリース

iPhoneアプリ「優しい音の繰り返し用タイマー」Cycle KEEPERを作りました! 画面はこんな感じ このアプリは2つのタイマー内蔵で、 「集中25分」+「休憩5分」のセットの繰り返し ・・・みたいな使い方ができます ヨガやストレッチ、勉強にも使えるかもしれ…

iPhone App "A Sweet Sound Repetitive Timer" is released (Cycle KEEPER)

iPhone App "A Sweet Sound Repetitive Timer" is released ! * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ** * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * …

初iPhoneアプリ、リリース前夜

iPhoneアプリを初めて開発してみての、リリース前夜の感想を書く 1時間ほど前に、Appleのアプリ最終審査に通り、肩の荷が下りた感満載・・・ そのさらに1時間ほど前には、アプリ内課金に関する「Guide Lineに違反してない?この動きはバグでねか?」ともの…

本 自分を磨く働き方

「自分を磨く働き方」安田佳生さん著 表紙の軽い見た目と裏腹に、ポスト資本主義を見据えてどう働いていくか?という射程のなが〜い本 * * * 著者は起業して儲けて、潰して、失意のどん底になって、働くことをの意味を考えた すると、「人生を楽しむため…

本 虚無回廊

「虚無回廊」小松左京さん著 人生で2つ目の未完の小説に出会ってしまった * * * 物語の中では、地球から数光年の距離に、謎の超巨大物体「SS」が現れる そこに人類は、自分たちではなく、AI(人工知能)を含む、AE(Artificial Existance:人工存在)を…

布ぞうり(足半)

ここ数年、愛用している「布ぞうり(足半)」を新調 といってもヤフオク「布ぞうり 足半」で数百円!! (たぶんいつも同じ店(人)から買っていると思われ) 草履の白い部分が一番膨らんでいて、土踏まずにぴったりくる つまりは、足の前半分だけが草履に乗…

UIView上でやりたいことをViewControllerへ任せる(delegateする)

(目的)UIView上でやりたいことを、ViewControllerに任せる(delegateする) (例)UIView上のボタンで音を鳴らしたいときに、既にViewControllerに定義してあった音を鳴らすfuncを使って代替しようと考えた (以下code : 2019/08/30現在) // ①プロトコルを…

初めてのiPhoneアプリ内課金の手順(だいたい)

<初めてのiPhoneアプリ内課金の手順(だいたい)> 2019/09/20現在の情報 Appleのdeveloper登録は心オレオレ詐欺レベルやから、後に続く人へ塩を送ります 項目とリンクの予定だったけど、迷うところだけ個人的体験を追加 APPLE ID ①:今まで使ってたやつ AP…

映画 万引き家族

「万引き家族」是枝監督 映画を見て、他人と話してみてやっと、「家族は捻れていて・歪んでいて当然」という思いに至った その歪みから目をそらさずにいれば、ほどほどに家族は上手くいく(かもしれない) 逆に、歪みをないものとして扱うと・・・どうなるん…

本 若者よ、マルクスを読もうIII

「若者よ、マルクスを読もうIII」内田樹さん、石川康宏さんの往復書簡 自分はマルクスの著作を一冊も読んでないと前置きした上で、「マルクスが理想とした人間の生き方」を本書で読んでいると、最新の生産様式と同じではないかと思った それは「プロジェクト…

本 身体は「わたし」を映す間鏡である

「身体は「わたし」を映す間鏡である」甲野陽紀さん他 初めて、「甲野善紀さんの息子さん」ではなく、「甲野陽紀さん」という固有名で覚えることになった * * * 何より、面白かったのは 「体は私たちが思っている以上に、正確に私たちの言葉を受け取って…

本 そうだ魔法使いになろう

「そうだ魔法使いになろう」吉本ばななさん、大野百合子さん対談本 ば)それこそ前世(があるかどうはほんとうにはわかりませんが、私の中ではあるほうが面白いというふうに思ってます)からのご縁で、・・・ 少なくとも、このスタンスでいける人には面白い…