ココロミにきみ

本と体とプログラミング

2019-01-01から1年間の記事一覧

本 Dr.ヤンデルの病院選び

「Dr.ヤンデルの病院選び」市原真さん(病理医)著 知っておくと、医療過剰も過少も減らせる「大人のための医療教科書」 * * * (著者Yンデル先生と患者Pの妄想会話) P:先生、いい病院ってなんですか? Y:病院を選ぶなら、家から近いことを優先する P…

本 ひとり情シス

「ひとり情シス」成瀬雅光さん著 * * * ITをうまく使いこなせれば、まず要らなくなるのはIT要員だという事実! 上手にIT化ができると、業務で成果が上がるという事実(当たり前か!) そして、ひとりでそれだけ価値を生み出せても、著者が評価がされない…

本 孟司と誠の 健康生活委員会

「孟司と誠の 健康生活委員会」養老孟司さん・近藤誠さん対談 * * * 「日本人はどこまで本気なのか」と聞かれたら、どう感じるだろう? 人によっては、そんな質問されたことないから、ちょっと戸惑うかもしれない * * * 著者の1人、医者の近藤さんは医…

本 最終講義 生き延びるための七講

「最終講義 生き延びるための七講」内田樹さん著 武道家であり教育者である内田先生の、神戸女学院大学での最後の講義と、いくつかの講演を集めたもので、「学ぶ」ことに関する知見の集大成とも言える * * * 初めて著者の本を読んだのは「村上春樹にご用…

swiftでdelegataの使い方練習

swiftでdelegateに慣れるための練習台です(iPhoneアプリを動かすプログラム) ーー 入門終わって初級くらい想定 ーー 「delegateが何なのか、なんのためにあるか」は解説サイトを探してください ここでは「何度も繰り返してdelegateを使ってみて、習うより…

本 日本人にとって聖地とは何か

「日本人にとって聖地とは何か」内田樹さん、釈撤宗さん他による鼎談 そもそも聖地の「聖」って何だろうか? ・・・「きれい?」「不純物がない感じ?」「神に類する?」 チコちゃんじゃないけど、正面から向き合うと意外とよく分からないこの言葉 * * * …

本 街場の文体論(感想つづき)

「街場の文体論」内田樹さんの感想の続きです(前回はこちら) この本を読んで思いついたMY仮説が、 「電子本世代は、(紙本世代より)早く本が読めなくなるのではないか?」 というもので、今日の感想のメインとなるものです * * * その出発点は、著者に…

本 街場の文体論

「街場の文体論」内田樹さん著 文章を書く・話すことについて、考えるヒントをたくさんもらえる本です そのなかの一つのトピックから、仮説を思いつきました 「(紙の本ではなく)電子書籍で本を読むことに慣れた世代は、年を取っていったときに、紙の本に慣…

物語には3人の旅人が出てくる訳を考える(座禅にまつわるよもやま話)

座禅にまつわるよもやま話 私が通う座禅会のご住職が、ギリシャを訪れた際に 「デルフォイの神殿を守るスフィンクスに、『お前は大切なことを忘れている』と言われたように感じた」とおっしゃられるのを聞く機会に恵まれ そこから、なぜスフィンクスが座禅に…

本 勝間式超コントロール思考

「勝間式超コントロール思考」勝間和代さん著 勝間さんは実はとても弱くて、その結果、とても強い人になった だからこの本は、弱い人への応援歌だと思う * * * 著者は自分が弱いことを誰よりもよく認識している 意思が弱く、体が弱く、日本で女性であると…

本 街場の平成論

「街場の平成論」内田樹さん他、8名による平成を語るアンソロジー よく、バブル崩壊後に「失われた20年」とか言うけど、個人的には全く実感がないが、何となく世間に「失われた感」があることは感じる 普通はそれを「経済の話」として語られているところに…

本 創造&老年 横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集

「創造&老年 横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集」 横尾忠則さん他 横尾さんが80歳になるのを機に、自分より年上の現役クリエーターたちに、現役でいられる秘密をテーマとした対談集 ・・・横尾さん他9名の言葉を通して、芸術家という生き物…

本 アウトプットのスイッチ

「アウトプットのスイッチ」水野学さん著 ガ○ーシャ: なんや、みず(の)くさいなーキミ!(ワシ、才能しかないわ) なんでこの本出すのにワシに声かけへんのや? 言うてくれればいくらでも友情出演したるがな!それがいらん??はっ?? えっ?お代??そ…

本 学びを結果に変えるアウトプット大全

「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑さん著 この本ではないが養老孟司さんの言葉に、 「文武両道とは、勉強と武道の両方に秀でることではなく、文(INPUT)と武(OUTPUT)を回すことが大事なんだ」 というものがあった その例として、赤ちゃんの…

本 コミュニティ ナース

「コミュニティ ナース」矢田明子さん著 キャッチコピーをつけるなら、 ご本人たち「白衣を捨てて街にでよう」 受け取る立場「白衣、遠方より来たる」 「病院」という閉ざされた空間から出て、町や村の人たちと顔見知りになり、人としての関係の中で健康の手…

本 夢をかなえるゾウ

「夢をかなえるゾウ」水野敬也さん著(2007初版) <以下妄想> * * * なんやキミ、こないに時間たってから読んだんかいな で、どやった? えっ、おもろかった? 精神論がなくて具体的なのがいい? ・・・わかっとる、おまえわかっとる、ほんま見どころあ…

本 徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」ちきりん著 ーー 自分の我慢が分かってしまう本 * * * 親が実家をリノベしたいと言っていたので、事前調査にと読み始める 図らずしも、自分が衣食住の「住」に関しては、住宅供給側の「…

本 ギリシャ神話を知っていますか

「ギリシャ神話を知っていますか」阿刀田高さん著 旧約聖書や新約聖書、コーランなど古典的名著を独自の言葉で語るシリーズ 「ギリシャ神話の主だったものにこんな話があるよ?これって今の話でいうと、ナントカに近い」という語り口で、時代も文化も遠い「…

本 センスは知識から始まる

「センスは知識から始まる」水野学さん著 * * * センスは学べるもんなんだよと、水野さんは言うわけよ もっと言うなら、シノゴの言わず「学べる」ってまず覚えろ!ってな たとえば洋服のセンスがいい人ってよ、他人の何十倍も試して、無駄金使って、失敗…

DIY ソーラーパネル換気扇

100円ショップの木箱で、ソーラーパネル換気扇を作る ★週末DIYや夏休みの宿題で楽しめて、あとあと感謝される優れモノ★ == 作り方とコツ == * * * ゆる〜い風で、ゆっくり空気の入れ替え (換気扇のない風呂場やトイレの窓際で使うのを想定) 木箱に…

本 20歳の自分に受けさせたい文章講義

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」古賀史健さん著 * * * 以前ここではなない所で、親しい人に「お前のブログ、最近つまんなくなったね」と言われてドキッとした テーマは何であれ常に想定読者はたった一人、別れた彼女 つまりは、彼女への読まれない…

本 絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門

「絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発『超』入門」高橋涼介さん著 iPhoneアプリを作ってみたく読んだ本2冊目から紹介する * * * たしかにアプリが作れた 自分のスマホで自作アプリが動くと、なんか感動する 絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門 第…

本 脳はみんな病んでいる

「脳はみんな病んでいる」池谷裕二さん、中村うさぎさん対談 * * * ・脳についての対談(「脳はこんなに悩ましい」の続編) ・二人が高機能自閉スペクトラム症の診断を受ける という構成で、人口の1%の人に切実に必要で(その周りの人たちも知ると)人…

本 人をつくる読書術

「人をつくる読書術」佐藤優さん著 この本で逆に思ったのは、人をつくるのは本よりもまず、人との出会いであると 著者の場合は、親にはじまり、教会の牧師さんや、塾の講師、失意の赴任先のイギリスの古書店主など、その時に応じた出会いがあり、悩みや疑問…

本 WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜

「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜」佐渡島庸平さん著 現代人の ” 不安 ” と ” 情報の爆発 ” に対して、「コミュニティを作り出す」という方法で解決をはかり、また、その「コミュニティ」はどういうル…

本 中の人などいない

「中の人などいない」浅生鴨さん著 鴨さんを尊敬してしまった 目的地があると迷う人(@本人談)なのに、新しい道を自分で切り開いていく嗅覚と覚悟が補って余りある * * * 鴨さんは、勝手に会社(NHK)でツイッターの非公式アカウント@NHK_PRを始めて、…

本 悪人正機

本 「悪人正機」語り:吉本隆明さん 聞き:糸井重里さん * * * 糸井さんは、吉本さんから多くのことを学んだと常日頃言っていて、僕はその糸井さんの言葉を「ほぼ日」を通じてここ十数年毎日のようにあびてきた しかし勝手な自称孫弟子と言っても、吉本さ…

本 神は詳細に宿る 感想5

「神は詳細に宿る」養老孟司さん著 感想5 普通私たちが考えている、事実とそれに対するリアクションとしての行動は、例えば 「A.彼はウソをつく(だから悪いやつ) → C.私は彼を非難する」 という反射的な行動が多いと思う 著者は、AとCの間に隠れている「B…

本 神は詳細に宿る 感想4

「神は詳細に宿る」養老孟司さん著 感想4 今の日本に生きていて、なんとなく ” 行き詰まり感 ” を感じる グローバル化やAI化や人口減で、社会と自分の人生の先行きが分からないこと、自分の加齢など漠然とした理由ならあげられるが、その根本の視点を養老さ…

本 神は詳細に宿る 感想3

「神は詳細に宿る」養老孟司さん著 感想3 養老さん曰く ヒトが使う情報系には2つある 遺伝系と神経系 言われてみるまで気づかなかった とくに神経系が情報を扱っていると意識していなかった 自分の言葉で言い換えると、 ・化学物質による「情報」の保存を…