ココロミにきみ

本と体とプログラミング

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

本 数学する身体

森田真生さん著「数学する身体」 「数学」だけでなく「数」というモノも人工物で、人間の認知能力を補完・延長するものとして生まれた。最初から今ある形にあるのではなく、使われ、研究されることで現状はいまある状態として認識され、使われていると。 例…

本 職業としての小説家

村上さんのこの「職業としての小説家」は ”村上さんのような作家” になりたい人に良い指標を与えてくれるかもしれない。 ”村上さんのような作家” は、なろうと思ってなるものじゃなくて、人生のなかでたまたま「小説が書ける」という実感が降ってきてそれか…

本 日本語が亡びるとき

日本に近代文学があるのを可能にした条件は日本に<国語>があったことにあり、日本に<国語>があるのを可能にした条件は日本に大学があったことにあり、日本に大学があるのを可能にした条件は、まさに日本が西洋列強の植民地になるのを免れたことにあった…

本 気仙沼ニッティング物語

この気仙沼ニッティングという会社は、小さく弱かったからこそ、結果として今の時代に一番必要とされる新しくて古い会社になっていると感じた。仕事の選択肢が狭い地方都市で、「子育てや介護と並行してできる仕事」である編み物のため、働き手を得ることが…

本 やさしい漢方の本・舌診入門 舌を、見る、動かす、食べるで 健康になる!

「舌で自分で診る」という視点をくれる本。 以前漢方外来に行ったときに、脈と舌とお腹を診られて体に水が多いと言われた。必要量以上の水を飲む習慣ができているのだという。それが舌のよこのギザギザが出てる人の傾向だと。この本にもそうある。 そして、…