ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 計算する生命

「計算する生命」森田真生さん著 個人的に大学の数学と物理で躓いたクチなんだけど、その理由がよくわかった ・高校までの数学は18Cまでの体系で、「直観」でわかるもの(それでも難しいが!) ・大学からの数学は19C以降のもので、「直観できない概念による…

本 わたし、解体はじめました

「わたし、解体はじめました」 畠山千春さん著 筆者は鶏を絞めて食べるワークショップを開催しているのだが、初めて自分で絞めて食べたときに「その鶏が自分の体の一部になった感覚」があったという そして自分の一部になるのだから「幸せに生きてきた鶏を食…

本 山と獣と肉と皮

「山と獣と肉と皮」繁延あづささん著 猟師ではない著者が、引越し先の長崎のご近所にいた派手なおじさん(あとで猟師と分かる)に挨拶したことから始まった混迷の旅 著者はシシ肉を毎週のようにもらようになり、猟に同行し、狩猟の瞬間や解体、腐敗、皮鞣し…

本 けもの道の歩き方

「けもの道の歩き方」千松信也さん著 知らないことでいっぱいなんだが、11月中旬は「クヌギ、コナラ」のドングリが落ちて、そのあと「カシ」のドングリが落ちてくるそうだ ドングリの好きなイノシシは、各ドングリの旬(メインで落ちる木)を求めて通る道を…

本 山奥ニートやってます

「山奥ニートやってます」石井あらたさん著 本によると、著者たちは、和歌山の超山奥で廃校となった小学校を無料のシェアハウスとして貸してもらって、現在15人で共同生活をしている 食費と光熱費で月18000円が各人の負担 その最低限のお金は、貯金を崩した…

本 撤退論

「撤退論」内田樹編 日本はこれから歴史的にみて、経済成長ではなく「撤退」局面にあるという認識のもとに集められた寄稿集 * * * そのうちの一つ、イスラム教学者、中田考さんの 1。日本は敗戦処理が終わっていない。旧大日本帝国のときに領地とした国…

狩猟を始めたいメモ

今回は完全に自分ようのメモです 狩猟に興味が出てきて、県の狩猟講習会に出ようという状態です もし同じような立場の人でしたら、参考になるリンクを * * * 1。大日本猟友会 大日本猟友会 猟師になると、それぞれの免許(銃・罠・網)ごとに、毎年この…

本 13歳からの地政学

「13歳からの地政学」田中孝幸さん著 ある国の「場所性」の視点を教えてもらったのは、目ウロコだった * * * たとえば、「中国が南シナ海あたりで軍艦をチラつかせてるニュース」を知ってる人も多いと思うけど、それはなぜなんだろう? 今まで気にした…

本 水の未来

「水の未来」フレッド・ピアスさん著 これからの世界は水不足になっていくのだろうか? 水の豊富な日本にいると想像しにくいのだが、 世界の多くの地域で、「緑の革命*」以後、・・・中略・・・川の水が無くなったり足りなくなったりしたので、地下に何千年…

本 成功するシステム開発は裁判に学べ!

「成功するシステム開発は裁判に学べ!」細川義洋さん著 個人的にはとても面白かったが、業務システムを開発するベンダーの社員か、発注会社の担当者にならないと関係ない本なので、面白い部分を紹介 * * * プログラミングを含むシステムの納入は、普通の…

漫画 綿谷さんの友だち

「綿谷さんの友だち」大島千春さん著 主人公の綿谷さんは言葉の裏の意味や、空気を読ま(め)ない高校3年生 高2まではきっと無視やいじめを受けてきた彼女だが、山岸さんという同級生が隣の席になったことで世界が変わっていく * * * 山岸さんは、綿谷さん…

本 その農地、私が買います

「その農地、私が買います」 高橋久美子さん著 「農業をやってみたい」という人は自分も含めて多いと思うのだけど、実際に土地を借りるor買おうと行動し始めると、どういう問題と直面するのか?ということを教えてくれる 農業をすることと例えば会社で働くこ…

漫画 Beasters

「Beasters」板垣巴留さん著 (妄想インタビュー) え、この漫画を描こうと思った理由ですか? それはやっぱり、主人公の灰色オオカミのレゴシ君を描きたかったからです あの、後輩にいたんですよ 背が高くて、なんかいいもの持ってて、表舞台に立っても映え…

漫画 リバーエンド・カフェ(は能じゃないか?)

「リバーエンド・カフェ」たなか亜希夫さん著 (ネタバレありです) 石巻の川のほとりにあるリバーエンドカフェ、そこに高校生の女の子サキが通うようになる サキは東日本大震災に小学生のとき遭遇する 詳しくは語られないがおそらく両親を失い、自分の感情…

啐啄の機を深める

先日の日本辺境論の感想(再読)では、啐啄の機に興味が湧いたという話をした 今日はその具体的な自分の経験を描いてみたいと思う それは『風の谷のナウシカ』の魅力にもつながる * * * 日本が辺境にあることが、なぜ啐啄の機の話につながるかを改めて考…

本 日本辺境論(再読)

「日本辺境論」内田樹さん著 旅行にでるたびに読む本(旅行カバンにいれっぱ) あまりにテーマが大きいので、その時の自分に合ったところだけが響く * * * この本の大きな仮説は、「日本が地理的な辺境にあり、中国という大きくて発達した国が2千年以上…

本 他者の靴を履く

「他者の靴を履く」ブレディみかこさん著 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーに出てくる、著者の息子さんが学校の授業で習った、「エンパシー(empathy)= 他人の靴を履いてみること」という表現を使ったことが、読者の興味を引き起こし、その解説…

本 空想教室

「空想教室」植松努さん著 やりたいことがあったら、何かを成し遂げた人に相談すること ・・・という著者の話は納得 それをやったことない人や、挑戦することから逃げてる人は、自分が逃げてることを認めたくないために、「お前には無理だ」と言ってくる、と…

本 海をあげる

「海をあげる」上間陽子さん著 作者の離婚にまつわる話から始まり、友人、妹、娘、家族の話、沖縄の十代で風俗を仕事にする女の子たちへのインタビュー、基地の問題、海へと話は連なっていく バラバラのテーマに見えて、そこには何かが一貫しているように感…

オススメのpodcastをいくつか

コロナになってからか、podcastを聞くようになり今日も新しいのを友達からオススメされて良かったので、いくつかごしょうかーい 知ってる人も多いんじゃないかと思うけど、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)」 podcastranking.jp 210話ぐらい…

本 武道論

「武道論」内田樹さん著 個人的な話だけど、毎日のように神社にお参りし、週に一度お寺に通っている鳥居をくぐるとき、山門をまたぐときに、なにかしらの挨拶をどこともない空間に向かってしている 人によっては「そんなの非合理的!」って言うと思うし、か…

本 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」川内有緒さん著 美術の見方が変わる本です * * * 目の見えない人が、美術館で何を楽しむのだろう? そりゃ、まずは同行者の説明を聞くだろうよ 例えば、「大きさは2mくらいの絵で、女の人が5、6人いて、鋤…

本 妻のトリセツ

「妻のトリセツ」黒川伊保子さん著 著者曰く、女性の話は常に A. 心の通信網 B. 事実の通信網 の二本立てであり 男性は、A. の心(感情)の肯定したあとにB. の話を始めることで、(男性にとって)意味不明だった争いが減る ・・・0にはならない Bから始め…

本 不機嫌のトリセツ

「不機嫌のトリセツ」黒川伊保子さん著 付き合ってる人の不機嫌にどう対処しようか?と思って読んで、全然違うところばかり面白かった(不機嫌と関係ない話を書きます) * * * 英語人(英語を主として話す人)は、子音から子音の流れで音節を切り出して、…

本 新世界秩序と日本の未来

「新世界秩序と日本の未来」内田樹さん、姜尚中さん対談 アメリカ、中国の現状と未来を考えることで、その大国に挟まれた日本の未来を考える * * * いくつかあるトピックの中で、一番得たアイデア それは「人間の平等」の概念が、 ・日本ではこれから実現…

マンガ 恋は雨上がりのように

「恋は雨上がりのように」眉月じゅんさん著 知らない人に設定を伝えるなら、45歳の店長と17歳の高校生の恋 (ネタばれします) しかし、この読後の清々しさはなんだろう? 登場人物たちの振る舞いがとても、まっとうな感じがするからだろうか? 高校生の瑞々…

本 生物はなぜ死ぬのか

「生物はなぜ死ぬのか」小林武彦さん著 元素のスープから、原核細胞を通って、多細胞生物までの歴史的な変遷(の科学的推測)をたどることで、「死」が生物的に何であるかを考える本 * * * 読んで、生き物は謎の中に置かれていると思った 人間は「死」を…

本 日本辺境論

「日本辺境論」内田樹さん著 旅行のたびに持ち歩いて読み返してるのだけど、何度読んでも面白い 内田さんが言ってることはシンプルで 「日本人は辺境人マインドだよ」 と そもそも日本という名前が、日の本(太陽が昇るところ)だから、他に視点(中心)があ…

本 FACTFULLNESS

「FACTFULLNESS」ハンス・ロスリングさん他 著 データに基づいて考えることが、すごく大事だということを解く本 例えば、 Q.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったでしょう? A 約2倍になった B あまり変わっていない C …

本 ゼロからトースターを作ってみた

「ゼロからトースターを作ってみた」トーマス・トウェイツさん著 3.94ポンド(500円)で買えるトースターを自分で作ることが、どのくらい大変か? ・・・近いことを考えた人はそれなりにいると思うけど、やってしまう人は素敵だ 親族にいると大変だけど友達…