ココロミにきみ

本と体とプログラミング

漫画 綿谷さんの友だち

「綿谷さんの友だち」大島千春さん著 主人公の綿谷さんは言葉の裏の意味や、空気を読ま(め)ない高校3年生 高2まではきっと無視やいじめを受けてきた彼女だが、山岸さんという同級生が隣の席になったことで世界が変わっていく * * * 山岸さんは、綿谷さん…

本 その農地、私が買います

「その農地、私が買います」 高橋久美子さん著 「農業をやってみたい」という人は自分も含めて多いと思うのだけど、実際に土地を借りるor買おうと行動し始めると、どういう問題と直面するのか?ということを教えてくれる 農業をすることと例えば会社で働くこ…

漫画 Beasters

「Beasters」板垣巴留さん著 (妄想インタビュー) え、この漫画を描こうと思った理由ですか? それはやっぱり、主人公の灰色オオカミのレゴシ君を描きたかったからです あの、後輩にいたんですよ 背が高くて、なんかいいもの持ってて、表舞台に立っても映え…

漫画 リバーエンド・カフェ(は能じゃないか?)

「リバーエンド・カフェ」たなか亜希夫さん著 (ネタバレありです) 石巻の川のほとりにある、リバーエンドカフェ、そこに、高校生の女の子サキが通うようになる サキは東日本大震災に小学生のときに遭遇して、詳しくは語られないが、おそらく両親を失い、自…

啐啄の機を深める

先日の日本辺境論の感想(再読)では、啐啄の機に興味が湧いたという話をした 今日はその具体的な自分の経験を描いてみたいと思う それは『風の谷のナウシカ』の魅力にもつながる * * * 日本が辺境にあることが、なぜ啐啄の機の話につながるかを改めて考…

本 日本辺境論(再読)

「日本辺境論」内田樹さん著 旅行にでるたびに読む本(旅行カバンにいれっぱ) あまりにテーマが大きいので、その時の自分に合ったところだけが響く * * * この本の大きな仮説は、「日本が地理的な辺境にあり、中国という大きくて発達した国が2千年以上…

本 他者の靴を履く

「他者の靴を履く」ブレディみかこさん著 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーに出てくる、著者の息子さんが学校の授業で習った、「エンパシー(empathy)= 他人の靴を履いてみること」という表現を使ったことが、読者の興味を引き起こし、その解説…

本 空想教室

「空想教室」植松努さん著 やりたいことがあったら、何かを成し遂げた人に相談すること ・・・という著者の話は納得 それをやったことない人や、挑戦することから逃げてる人は、自分が逃げてることを認めたくないために、「お前には無理だ」と言ってくる、と…

本 海をあげる

「海をあげる」上間陽子さん著 作者の離婚にまつわる話から始まり、友人、妹、娘、家族の話、沖縄の十代で風俗を仕事にする女の子たちへのインタビュー、基地の問題、海へと話は連なっていく バラバラのテーマに見えて、そこには何かが一貫しているように感…

オススメのpodcastをいくつか

コロナになってからか、podcastを聞くようになり今日も新しいのを友達からオススメされて良かったので、いくつかごしょうかーい 知ってる人も多いんじゃないかと思うけど、「歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)」 podcastranking.jp 210話ぐらい…

本 武道論

「武道論」内田樹さん著 個人的な話だけど、毎日のように神社にお参りし、週に一度お寺に通っている鳥居をくぐるとき、山門をまたぐときに、なにかしらの挨拶をどこともない空間に向かってしている 人によっては「そんなの非合理的!」って言うと思うし、か…

本 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」川内有緒さん著 美術の見方が変わる本です * * * 目の見えない人が、美術館で何を楽しむのだろう? そりゃ、まずは同行者の説明を聞くだろうよ 例えば、「大きさは2mくらいの絵で、女の人が5、6人いて、鋤…

本 妻のトリセツ

「妻のトリセツ」黒川伊保子さん著 著者曰く、女性の話は常に A. 心の通信網 B. 事実の通信網 の二本立てであり 男性は、A. の心(感情)の肯定したあとにB. の話を始めることで、(男性にとって)意味不明だった争いが減る ・・・0にはならない Bから始め…

本 不機嫌のトリセツ

「不機嫌のトリセツ」黒川伊保子さん著 付き合ってる人の不機嫌にどう対処しようか?と思って読んで、全然違うところばかり面白かった(不機嫌と関係ない話を書きます) * * * 英語人(英語を主として話す人)は、子音から子音の流れで音節を切り出して、…

本 新世界秩序と日本の未来

「新世界秩序と日本の未来」内田樹さん、姜尚中さん対談 アメリカ、中国の現状と未来を考えることで、その大国に挟まれた日本の未来を考える * * * いくつかあるトピックの中で、一番得たアイデア それは「人間の平等」の概念が、 ・日本ではこれから実現…

マンガ 恋は雨上がりのように

「恋は雨上がりのように」眉月じゅんさん著 知らない人に設定を伝えるなら、45歳の店長と17歳の高校生の恋 (ネタばれします) しかし、この読後の清々しさはなんだろう? 登場人物たちの振る舞いがとても、まっとうな感じがするからだろうか? 高校生の瑞々…

本 生物はなぜ死ぬのか

「生物はなぜ死ぬのか」小林武彦さん著 元素のスープから、原核細胞を通って、多細胞生物までの歴史的な変遷(の科学的推測)をたどることで、「死」が生物的に何であるかを考える本 * * * 読んで、生き物は謎の中に置かれていると思った 人間は「死」を…

本 日本辺境論

「日本辺境論」内田樹さん著 旅行のたびに持ち歩いて読み返してるのだけど、何度読んでも面白い 内田さんが言ってることはシンプルで 「日本人は辺境人マインドだよ」 と そもそも日本という名前が、日の本(太陽が昇るところ)だから、他に視点(中心)があ…

本 FACTFULLNESS

「FACTFULLNESS」ハンス・ロスリングさん他 著 データに基づいて考えることが、すごく大事だということを解く本 例えば、 Q.世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年間でどう変わったでしょう? A 約2倍になった B あまり変わっていない C …

本 ゼロからトースターを作ってみた

「ゼロからトースターを作ってみた」トーマス・トウェイツさん著 3.94ポンド(500円)で買えるトースターを自分で作ることが、どのくらい大変か? ・・・近いことを考えた人はそれなりにいると思うけど、やってしまう人は素敵だ 親族にいると大変だけど友達…

本 ガチガチの世界をゆるめる

「ガチガチの世界をゆるめる」澤田智洋さん著 そもそもすべてのスポーツは、ある意味で障害者体験なんです ・・・たとえば、「サッカーは手が使えない障害体験」であるとか この発想は目から鱗だった スポーツのルールとは、その分野ごとに「何かを使えなく…

本 良いコードを書く技術

「良いコードを書く技術」縣 俊貴さん著 独学の人、仕事でプログラミングを始めた人に向いている サンプルがJavaのコードで書いてあるので、Javaを扱わない初心者にはハードルが高い 他の言語を一通り使った人なら7割くらい分かる * * * 自分はアプリも…

本 オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」 この本は、オードリーさんの考え方を学ぶのにとてもいい本だと思う * * * 例えば「都市を設計するならどういう基準を考えるか?」という問いかけに、自分ならどう答えるだろうか? 著者は「軽度の認知症の…

本 習得への情熱

「習得への情熱」Josh Waitzkinさん著 チェスの世界トップになったあと、数年で太極拳の推手の部門でも世界一になった著者 * * * チェスの場合、一つ一つの駒の動きや特性を徹底的に学んだあと、駒同士の組み合わせや、序盤、中盤、終盤での戦略、心理戦…

本 養老先生、病院へ行く

「養老先生、病院へ行く」養老孟司さん、中川恵一さん著 ファンとしては、ついにあの養老先生が病院にいく???そしてどうなった??? ・・・という気持ちをまんまと出版社か編集者に絡め取られた気がするがまぁいい(笑) * * * 結果からいうとやはり…

本 アロハで猟師、はじめました

「アロハで猟師、はじめました」近藤康太郎さん著 猟師をやってみたい、という人には参考になる(生き方はそんなに参考にならない) * * * 猟をするために筆記試験を受けて、精神鑑定を受けて、銃の所持免許をとって、狩猟免許をとって、やっと猟師のスタ…

本 想像ラジオ

「想像ラジオ」いとうせいこうさん著 想像ラジオは、それを放送する人もリスナーも、それぞれの想像が電波となることで成立する 今日はどんな話が出て、どんな音楽がかかったのか それぞれが、それぞれに想像する そんなラジオは成立するのだろうか? 想像ラ…

本 福島モノローグ

「福島モノローグ」いとうせいこうさん聞き手 東日本大地震の後の、福島に住む人の声を初めて聞いた 人間が避難した後、繋がれていた牛たちは鼻輪が柱に短い綱で留められているため、逃げることも、餌を食べることも、水を飲むことも、疲れても横になること…

本 この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

「この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた」ルイス・ダートネルさん著 世界がなんらかの壊滅的ダメージを受けて、わずかな人類が生き残ったと仮定する科学技術文明を保つ人的余力がないなかで、どうやって文明を再興していくかを考える農業から始めて…

本 虫は人の鏡

「虫は人の鏡」養老孟司さん著 さまざまな虫の写真と、虫の生態にまつわる話 * * * 虫の「擬態」は日本ではあまりなくて、オーストラリアには分かりやすくあると初めて知った オーストラリアの自然は場所にもよるが、樹木はユーカリとアカシア、そして年…