2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「猫も老人も、役立たずでけっこう」養老孟司さん著 養老さんの言葉はいつもよく分からない。いつかわかるようになることを楽しみにして、言葉のシャワーとして浴びている。 * * * 朝、起きたときに「私が昨日と同じ私である」という意識の働きは(養老さ…
「不便益という発想」川上浩司さん著 ” 遠足のおやつは300円まで ” というルールの存在は、子ども心に工夫したり、考えたりして、楽しい記憶として残っている人は多いと思う。逆に " お菓子は幾らでもOK " だったら、特に楽しくもなく記憶に残っていなかった…
「キャンドル・ホルダー・ムーミン」 ロウソクの熱い空気がファンにあたって、キラキラしながらムーミンたちが回るおもちゃ。部屋の空気が揺れるとそれだけで早さが変わる。 綺麗で面白いのになかなか売ってなくて手に入れるのに難儀した。ムーミンショップ…
「声をかける」高石宏輔さん著 道ゆく女の人に声をかける。自分がどう思われるかが怖くて声がかけられない。声をかけても無視される、拒絶される、たまに返事がくる。自意識過剰であればあるほど上手くいかない。機械のように応答ゲームをするほうが上手くい…
「パパは脳研究者」池谷裕二さん著 この本の一番素敵なところは、池谷さんが「楽しんで・喜んで」子育てをしている所。我が子があれやこれや出来るようになる、親としての喜びとともに、人間が発達していく様を身近で観察できる、科学者としての喜びに溢れて…
本 「美内すずえ対談集 見えない力」 ガラスの仮面の作者、美内すずえさんと、能楽師、武術家、物理学者の対談 人間の営みの限界は、つねに現代の科学の外側にあることを知った。美内さん自身が連載の中でその存在を実感したからこそ、人間の定義を広げる御…
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」三戸政和さん著 中小企業の事業継承(個人M&A)と業務改善を通じて、「役員報酬」と会社という「箱」の売買で老後の資金を稼ごうという指南本。おもに大企業のサラリーマンで、マネージメント業務の経験者…
「異教の隣人」釈撤宗さん他 日本で活動している数多の宗教の現場を取材したユニークな連載本。 * * * 前文の釈撤宗先生による「宗教の場の存在意義」の話がまず面白い。 宗教の場は、たんにそこで宗教の儀式が行われるのではなく、ご飯を一緒に作って食…
「機械学習と深層学習 Pythonによるシミュレーション」 機械学習のライブラリを使わずに、シンプルなモデルを実際に作って学ぶ本。機械学習系を根本的に理解するのに最適。この本で概念の基本形を身につけて、実地で理論を自分で応用するのが黄金パターン。…