2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「宇宙からみた生命史」小林憲正さん著。 この本を読んで生命史観が確かに変わった。生命そのものは分からないままだけど、それが全体として案外しぶとくて、けっこう宇宙にありそうで、でも一つの種を見るとたやすく滅んでしまう、そういう触感が伝わってき…
映画「この世界の片隅に」 ジブリの「コクリコ坂」の雰囲気に「かぐや姫」のタッチをミックスした感じと言えば良いのか。でも印象は全然違って、主人公の「北条すず」の柔らかさと、世界から5秒くらい遅れたようなリズムが、物語全体のトーンになっている。…
「世界史としての日本史」半藤一利さん、出口治明さんの歴史対談。 これは面白くて分かりやすい。分かりやすくて笑いがこみあげてくる。「日本史」という習い方では見えなかったものが「世界史の中の東アジア部門の端っこの島の動き」という視点で見ることで…
「創造的脱力」若新雄純さん著。 NEET株式会社や、鯖江市役所 JK課の発案者と知って、これは読まなくては!と。 著者の問題意識は、現在のよく出来上がった(そして硬くなった)組織に、少しだけ「ゆるいコミュニケーション」も入れることで、私たちが求めて…