ココロミにきみ

本と体とプログラミング

映画 魔女の宅急便(のKikiとジジの関係)

魔女の宅急便をしばらくぶりに見る

(今日はすでに見てる人想定の感想を書く)

黒猫のジジって、ネガティブというか大人なポジションだよなーと、改めて思う

魔女のKikiが「●●を始めようと思うんだけどどう思う?絶対うまく行くはず!」に対して、黒猫のジジが「そんなにうまくいくかな?雨降るかもよ?」的な事態の想定を一言ちらりと言う

Kikiは、ジジのそういうネガティブなところを嫌ったりしないんだろうか?と無駄にアニメの中のキャラに共感してみる

・・・ふと気づく

「ジジって、Kikiのもう一人の自分」なんじゃないかと

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普段は、Kikiが明るい心の担当で、ジジが暗い心の担当だけど、トラブルに独りで巻き込まれるとその均衡が崩れて、Kiki自身が暗い心の担当になってしまう

すると、ジジの役割が不要となって、Kikiはジジと話せなくなってしまう

なんとなくだけど、それまで善き心だけで生きれると思ってた子どものKikiが、初めて自分を見つめ直したたときに、「私、ジジに暗い心を押し付けて、それが存在しないことにしてるやん?」って

そしてKikiが、暗い心も自分やんって思えたときに「新しい形の心の均衡」が取り戻せて、今までと違った形でジジと話せるようになる

* * *

そう考えると、物語の中のルール「魔女は13歳になると修行として、一人で違う町に行って、一年間過ごさない」といけないというのは、理にかなった通過儀礼だなと思う

黒猫がお供についていき、一年経つ頃には違った関係で、一人と一匹は帰ってくる

そして魔女のご両親は、黒猫との関係を見て修行の成否を知ると

メデタシ、メデタシ