ココロミにきみ

本と体とプログラミング

DIY ずらし五目並べ、を語る

フランス発祥の五目並べを作ってみました

作ること自体は簡単なので割愛して、ゲームのテーマについて語りたい

多くのボードゲーム が「選んだコマ以外は静止」型であるのに対して、このゲームは「周りの場自体が動いていく」というのが、とても現代的だなと思ったわけです

 

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このゲームはルールが変わっていて

「マルかバツを選ぶ際に、そのコマが置かれている縦か横の列を一個ずらす」

というのが特徴

動画を見てもよく分からないと思うのだけど、一個アクションするたびに周りの列が動くとだけわかってもらえれば

 

youtu.be

 

そしてこの、一コマ選ぶたびに周りの列が動くと頭がすごく「うぬぬっ!」となるわけです

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これと似た発想だと思ったのが、前回このブログで紹介した6人まで出来るオセロ

「6thello / ロクセロ」です

通常のオセロが一対一で先読みがしやすい「秩序型戦略ゲーム」であることと比べて、ロクセロは3人以上のため、場の変化の度合いが激しく先読みがぐぐっと難しくなります

感覚的に言うなら「伝言で戦略を伝えるゲーム」のようなもどかしさを抱えるものになったと

そのもどかしさの中で戦う感覚が、現代社会でチームで成果を出すときの基本的なスタンスとして、通常のオセロよりもよりリアルではないかと思った次第

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以上、「ずらし五目並べ」も「ロクセロ」も現代社会をよく表してるゲームだなと

そしてこの「場自体が動く」という発想は使えるアイデアだと改めて思った次第

 

 

ちなみにこれが元々の製品らしい

 

ボードゲーム はいいなぁ