2015-01-01から1年間の記事一覧
ばななさんの作品に出てくる「違わないこと」というテーマがまだピンとこない。人生のどういう状況であれ、誘惑に流されずに「違わないこと」を選ぶのだと。その判断は身体に従うことでもなく、理性に従うことでもなく。 この言葉に関して「花のベッドでひる…
動物って人間。そう考えるしかない。 人間がやってしまうことのほとんどを動物や昆虫が先にやっている。食べ過ぎ、心の病気、”ノーマルでない”性行為とか。だったら、動物の研究成果を人間にもっと使えばいいじゃん!というのが筆者。 人間と動物の病気を一…
人狼VS人間・・・「誰が人狼?」 「自分は人間!って言って最初に手をあげる奴って怪しくて実は人狼じゃない!?」「今回、Aってあまり話さないよね・・・怪しい」「盗賊と占い師の発言が正しいとしたら、残る二組がセットで人狼だよね」「でも人狼同志でウ…
腰回りを一周できるくらいの長さのヒモで、腰回りや膝周りを軽く締めるだけで、全身が連動して動き出す。起き上がること、椅子から立つこと、寝返りを打つこと、振り返ること…etcの全てが楽になって、「全身が参加している感覚」が突然そこに現れる。 その感…
最終回が良かった。 「(今日子)次に私に会ったときは、いちからくどいて下さいね」 このセリフの一言で、それまでの繰り返し「彼女の記憶は(一日しか)続かない」というキーフレーズがきちんとドラマの背景になった。 新垣結衣さん演じるドラマ「掟上今日…
人間をその性格傾向として、オラウータン、チンパンジー、ゴリラ、ボノボに分けて理解することで、自分の癖と自分以外のタイプとの付き合い方を教えてくれる本。 たとえば僕はオラウータン・タイプで、フリーハンドで仕事を任されて勝手にどんどん改善するの…
森田真生さん著「数学する身体」 「数学」だけでなく「数」というモノも人工物で、人間の認知能力を補完・延長するものとして生まれた。最初から今ある形にあるのではなく、使われ、研究されることで現状はいまある状態として認識され、使われていると。 例…
村上さんのこの「職業としての小説家」は ”村上さんのような作家” になりたい人に良い指標を与えてくれるかもしれない。 ”村上さんのような作家” は、なろうと思ってなるものじゃなくて、人生のなかでたまたま「小説が書ける」という実感が降ってきてそれか…
日本に近代文学があるのを可能にした条件は日本に<国語>があったことにあり、日本に<国語>があるのを可能にした条件は日本に大学があったことにあり、日本に大学があるのを可能にした条件は、まさに日本が西洋列強の植民地になるのを免れたことにあった…
この気仙沼ニッティングという会社は、小さく弱かったからこそ、結果として今の時代に一番必要とされる新しくて古い会社になっていると感じた。仕事の選択肢が狭い地方都市で、「子育てや介護と並行してできる仕事」である編み物のため、働き手を得ることが…
「舌で自分で診る」という視点をくれる本。 以前漢方外来に行ったときに、脈と舌とお腹を診られて体に水が多いと言われた。必要量以上の水を飲む習慣ができているのだという。それが舌のよこのギザギザが出てる人の傾向だと。この本にもそうある。 そして、…
屋久島から帰ってきて次の日、身体と心が軽いことに気づく。身体の感覚がシャープになって、動きのピントがあったような感じ。歩いているだけで自然に笑みがこぼれてくる。自分の声が大きくなってて、周りの人たちに自然に笑顔が伝染していく。 屋久島では身…
骨ストレッチ、今回は大きな目玉が2つも追加された! 一つは大腰筋を緩める手軽な方法 一つはストレッチが静から動への変化 10秒くらいで大腰筋を緩めると、本当に膝が5%ぐらい軽く動くようになる。この5%って実はすごい大したことなんだと今日改めて気…
屋久島は白谷雲水峡で木霊に会う。心が綺麗な人だけが会えるというの話なのに・・・会ってしまったんだからしょうがない。ユースホステルの人も「(私も会ったけど)存在に気づいたと言ってきたお客さんは初めて」ということだった。 最初の写真は「海の見え…
歴史から学ぶ、自然から学ぶ、言葉から学ぶ(本文より抜粋) 歴史を学ぶではなく「歴史から学ぶ」って、言われてみたら直感的に正しい気がするけど、何を学ぶんだろう? 実はテーマや分野というのは、個々にそれらを学ぶことが目的というよりは、それらを使…
この本を読むまで、「目の見えない人は視覚情報の欠落分を、他の感覚を使って埋めて世界観を作る」という視覚優先のイメージを自分が持っていたことを知った。 ・・・それは間違いだった。そうではなく目の見えない人は、「聴覚や触覚を中心とする感覚によっ…
この本で初めて「身体による教養」という考え方を知った。「身体についての知識」ではなくて、「身体で知る・考える」が蓄積されるということ。それが高じて、生き方としても「意識や意志を実現させるために身体を使う」ではなく、「身体の自然や自由さを実…
ホリエモンこと堀江貴文さんのB面が語られている。 小1の時から死を恐怖し、その恐怖を感じないためにプログラミングを初めとして、色々なことに打ち込んでいく。だから仲間たちと一緒に働くことが一番の幸せであり、働くことをやめたら、おそらく小1の時…
コピーを奨励するのに、コンテンツ・ビジネスで成功している逆説的な存在を学ぶ。 グレイトフル・デッドはアメリカで1965年から活躍している伝説的なバンドで、当初から観客にライブの録音を許可して、そのコピーの流通を許可して、バンドのロゴ入り商品の販…
養老孟司さんとC・Wニコルさんの対談本。 (養老)言葉は耳と目を一緒にしなくちゃいけない。そのために「時間」と「空間」という概念を発明する必要が出てきたんです。つまり、視覚が聴覚を理解するためには「時間」という概念が必要だし、聴覚側が視覚を理…
近鉄生駒駅から宝山寺の参道を飾るお彼岸万燈会。毎年9月23日。 燈籠レベルが毎年高くなってる!来年は現地へ! ひかりの間を歩いてく。ひたすら。 去年までここは桜並木だった。とってもとっても素敵な所だったんだ。。。 鳥居が鬼の口に見える。まぁ神…
この本はやばい。ふらっと、33日間800kmの巡礼の旅に出かけたくなる。信仰心はないけど。 スペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラという街を目指して、800kmの徒歩巡礼の旅に筆者はでかける。理由は切実で、仕事でパニック障害に陥り、人生をどうに…
写真家の友達の勧めで読む。この本は「視る」ということに、新たな「言葉」を与えてくれる、またまた珍しい本。 この筆者がすごいのは「視ること」の左右の眼のバランスといった、自分にも想像つくレベルの話だけでなく、外の眼と内の眼(意識の風景)のバラ…
多くの人に馴染みのない「仙骨」に「言葉」を与えてくれる珍しい本。 姿勢・腰・ひざなどが痛い人から、運動能力を上げたい人まで、「仙骨」の角度を意識するだけで、動きの質が変わって楽になったりすることを教えてくれる。 仙骨姿勢講座―仙骨のコツは全て…
デザイナーの佐藤オオキさん著。 「問題を必ず解決する方法を見つける」のではなく、「必ず解決できる問題を見つける」こと。そういう問題は解決できますからね(笑) (本文より引用) この意味がわかったことだけでも読んだ甲斐があった。この喩えでいうな…
「なぜ、友だちが多いほうが寿命が長くなるのか」 言われてみると「そうなんだ!?」がすぐ、「そうだよね!」に変わった。自分の直感が「正しい、読め」と言っている。 友だちの数で寿命はきまる 人との「つながり」が最高の健康法 作者: 石川善樹 出版社/…
内田樹さんの本を読むようになってから、出来なくなったことが一つある。それは、作者が読む人(の知性)に敬意を払ってない本が、生理的に読めなくなってしまったこと。大問題だ(笑) 真に「古典」という名に値する書物とは、「それが書かれるまで、そのよ…
ここ2〜3日よく眠れなかったのはお金の感覚が変わったからだろうか? 初めて株の世界に足を踏み入れる。数日前に証券口座を作り、お金をいったん銀行から引き出して実際に手で数えてから入金。手が震える。モニターで見るとただの数字なのに束のお札に触れ…
著者曰く、患者として出会った子どもが「父親の弱さを治すために自分(その子)が病気になったんじゃないかと思える」と。実際、子どもが治っていくと同時に父親が強くなっていったという。 この 「子どもが育つ過程で親の歪みを引き受けて、一旦病んで、そ…
この本は養老さんがご自身の大好きな虫取りをしている様子と、養老さんが日々考えてきた疑問について書いてある。 養老さんは解剖学と虫に向き合うことで考えて考えて、たくさんのブレイクスルーを今も続けているんだと知る。 思い込みが壊れるのも発見の一…