ココロミにきみ

本と体とプログラミング

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本 人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?

「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」山本一成さん著。 将棋AI「ポナンザ」の作者である著者の視点による、人工知能の現状を一冊にまとめたもの。読んで思ったことを書く。 現状のAIには「論理が全然ない」というのは本当のこと。ポナンザは…

本 「他人」の壁

『「他人」の壁』養老孟司さん、名越康文さん対談。 この手の本はさらっと読めばさらっと流れるし、ノートに書き写して読むと壁にたくさんぶちあたる。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *…

本 生存教室

「生存教室」内田樹さん、光岡秀稔さん対談。「荒天の武学」に続く第二弾。漫画「暗殺教室」を読んでということからこの題名になっている。 弱者が日常生活のなかで生き残る術を高めたい内田さんと、殺るか殺られるかの関係のなかでしか手に入らない強者の世…

手書き数字認識の機械学習を通じて学んだこと

仕事で自動採点用に、手書き数字の機械学習(AI)の構築にトライしている。その過程で人間の”認識プロセス”に対する理解が深まった。 一桁の数をAIに認識させようと、実際に人間が書いた手書きの数字を読み込ませると、90%の精度でしか認識することが出来な…

本 ゆらぐ脳

「ゆらぐ脳」池谷裕二さん著。 池谷さんは、モノゴトが「わかる」を、これまでの「” 分けて ” わかる」に加えて、「(分けずに)そのままわかる」という方法論を作り出そうとしている。脳の研究者としてもすごい実績を上げているのに、新種の「わかる」を作…

本 騎士団長殺し

本「騎士団長殺し」村上春樹さん著。 いままでの小説と同じ結末では、あらない。ある種、ノルウェイの森の違った未来がここにあるような気もする。それがいまの村上さんから生まれるものなのだろう。 いったい、まりえはなぜ消えてなくてはいけなかったのか…

本 マインドフルネス最前線

本「マインドフルネス最前線」香山リカさん対談集。 読んでみて、マインドフルネスを始めたい、そして出来るなら継続したいと思った。実利的かつ面白かったのは、マインドフルネスや瞑想、ヴィッパサナーを継続すると、遺伝子の発現率が変化することが研究で…