2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「エッジエフェクト」福岡伸一さん対談集 柄谷行人さんとの対談では、「なにか大事な決断をするときに、死者とまだ生まれてない未来の人の言葉に耳を傾けること」 という言葉があった。内田樹さんも同じことを言う。死者と生来者(勝手に造語)の声に耳を済…
「京都の壁」養老孟司さん著 普通、都市は城壁で囲まれるのが普通。京都にはそれがない。日本では代わりに心の中の壁がそれに相当する。物理的に入れないわけじゃなく、心理的に入れない壁。その”壁”があるものとして日本人は振る舞うから、あるものとして機…
「身体知性」佐藤友亮(医師・武道家)さん著 医師が覚えるべき知識の量に圧倒され、その知識を使って科学的思考をする暇がなくなっているという話は興味深い。読んでるときたまたまラジオから流れてきた、胃がんの手術の手法は1800年代にできた3種類から発…
「街場の天皇論」内田樹さん著 この本で初めて腑に落ちたことがある。 なぜリベラル・左翼・知識人が力を持たないのか。それは政治的なエネルギーの源泉が「死者たちの国」にあることを知らないから。言い換えると、なにかをするときに「これでは死者たちに…
「肌断食」平野卿子さん著。 人は健康を害したときに、自然に立ち直る仕組みを身体が持ってるんだから、肌に限らず余計なことはできるだけしないほうがいいんじゃないか?って思っていた。そしてこの本に出会う。美容業界からはおそらく黙殺されているであろ…
「ひとりぼっちこそが、最強の生存戦略である」名越康文さん著。 対人関係のストレスの多くは、実は、現実の相手というよりは、「心の中の他人」によってもたらされるものです。(本文より) いやーこれ実感。この本を読む直前がまさにそれ。仕事に会社、家…
「日本の覚醒のために」内田樹さん講演集。 剣というのは、手を延長した道具ではありません。それを手にすることで心身が調うという装置です。・・・(中略)・・・剣を「依代」として巨大な自然のエネルギーがこの身体の流れ込んでくる。 (文中より) 武術…