2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「みみずくは黄昏に飛びたつ」村上春樹さんに川上未映子さんがインタビュー。 村上さんがインタビューを喜んだ珍しい本。 以前から村上さんはストーリーを考えずに書き出すというのは知っていた。村上さんにとってストーリーの現れ方というのは、未知の洞窟…
「洞窟ばか」洞窟探検家、吉田勝次さん著。 洞窟探検って勝手なイメージではRPGのダンジョンなんだけど、あれは誰かが作ったものなのですぐ飽きると思う。でも、自然が作った洞窟って脈絡のなさがきっとハマるんじゃないかと。人間に合わせて作られてないこ…
本 『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』 渡邊格さん著。 いいタイトルを考えたなと思う。腐って土に還っていくモノゴトを中心に据えて経済を回すって発想がいい。人間も最後は腐って土に還る(暇がないのが日本だけど)わけだし、このほうが人間の生きる…
今週のお題「私の癒やし」 「吹上奇譚」吉本ばななさん著。 著者曰く「私がSF書くなんて世も末だ」と。でも実際は全然SFであることすら意識しなかった。ばななさんの小説はある時から、そーゆーのもありだよね」って思える人(思わないと生きていけない人)…
本 「プロを目指すSwift基本文法と応用」(この本読んで詰まった人向け) プロを目指す Swift 基本文法と応用 作者: テクノロジックアート,長瀬嘉秀,高部真一郎,トランスコスモス・テクノロジックアート・ベトナム協力 出版社/メーカー: リックテレコム 発売…
「アジア辺境論」内田樹さん、姜尚中さんの対談。 たとえば隣の家の人と仲が悪いとか、同僚で嫌いな人がいるとかよくある。隣の落ち葉が自分の庭に入ってきたとか、挨拶してこないとか。いったん嫌いなったあとは、その感情の維持が大事になって、理由を後付…
「人生の旅をゆく」吉本ばななさん著。 ばななさんのエッセイはうまい。その世界観の受け止め方はそれぞれだと思うけど、2〜3ページのエッセイで、その世界にトリップさせる技術はなんなんだろう。 個人的にはその、この世とあの世があわいで繋がっている…
「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」 いや別にTEDに出ないけどさ(出れないけど)。話を聞いてくれる人が一番集中するのは、最初の10〜20秒だと。(そこで心を掴めないと・・・。)そのつかみは引用や他人事じゃなくて自分の経験を語れと。できれば最近、直…
AIで答案の自動採点にトライする過程で、それが人間の「認識」のあり方を考え直すことになり面白いので、思考過程とともに残しておく。 * * * 以前、まだ赤ちゃんレベルの”AI”が食べやすいように、画像データ(食べ物)をちょうどいいサイズに切り取ってA…
「考えの整頓」佐藤雅彦さん著 この本を読んで気づいたのは、自分はアーティストの言葉や振る舞いにしか興味がない、ということだった。 著者の定義によるとアートとは「なぜ生きるか?」ということ自体から考えることで、比較してデザインとは「よりよく生…
今週のお題「読書の秋」 「Graphic Recorder」清水淳子さん著。 会議の記録を、絵やイラストと共に作っていくGraphic Recorderのススメ。 相手と話していることのイメージを共有するために、紙に意見を書き込んでいって、グルーピングして、時系列を矢印で書…
同一の多量の書類のスキャンにおいて、縦横にズレたり、回転した場合に自動的に正しい位置に戻すためのロジックを実際に作ったら上手くいった(当たり前だ)。Pythonで実装したがコードは書かずロジックだけ書く。 仕事で、AIで同一書類の数字(さらには文字…