ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 いい家をつくるために、考えなければならないこと

「いい家をつくるために、考えなければならないこと」高橋修一さん著 著者曰く、いい家とは「空間が豊かな家」である 広いと狭いとか機能的とか不便とかよりも、空間が豊かであることを大事にする ・・・なんかすごい一言でまとめられた気がする なんとなく…

本 無意識の整え方

「無意識の整え方」前野隆司さんと4人の対談 4人目の対談相手の、医師の稲葉俊郎さんの問題意識が面白い 普通、仏教の伝来と共に伝わった「中医学」から日本で医療が始まったされるが、そんなわけはないだろうと稲葉さんは言う 深く広い文化を持つ日本で、医…

本 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」ブレイディみかこさん著 アイルランド出身の夫と11歳の子供がいる、日本出身の著者 その家族を通じて、今のイギリスで暮らすことのあり様がすごく良くわかる * * * イギリスではお金がない家庭の多くは、…

本 内田樹による内田樹

「内田樹による内田樹」内田樹さん著 著者による著書の解説本 内田先生は、フランスの哲学者レヴィナスの翻訳を何冊かされているのだけど、それは単なる翻訳ではなく、内田先生を作っているものだということがよく分かった たとえば著者は、コミュニケーショ…

本 古の武術に学ぶ 無意識の力

「古の武術に学ぶ 無意識の力」甲野善紀さん、前野隆司さん対談 ロボット工学が専門の前野隆司さんは、人工知能を研究するなかで、「受動意識仮説」にたどり着く 簡単にいうと「自由意志というものはない」という話 その考え方と、甲野善紀さんの「運命は完…

本 そのうちなんとかなるだろう

「そのうちなんとかなるだろう」内田樹さん著 著者による半生記 嫌いなものは絶対やらない幼少時代から高校中退、大学生活とアーバン、助手時代から神戸女学院、凱風館設立の今までのブログの話に加筆(だと思う) * * * 一番疑問だったのは、なんでこん…

本 自分を磨く働き方

「自分を磨く働き方」安田佳生さん著 表紙の軽い見た目と裏腹に、ポスト資本主義を見据えてどう働いていくか?という射程のなが〜い本 * * * 著者は起業して儲けて、潰して、失意のどん底になって、働くことをの意味を考えた すると、「人生を楽しむため…

本 虚無回廊

「虚無回廊」小松左京さん著 人生で2つ目の未完の小説に出会ってしまった * * * 物語の中では、地球から数光年の距離に、謎の超巨大物体「SS」が現れる そこに人類は、自分たちではなく、AI(人工知能)を含む、AE(Artificial Existance:人工存在)を…

本 若者よ、マルクスを読もうIII

「若者よ、マルクスを読もうIII」内田樹さん、石川康宏さんの往復書簡 自分はマルクスの著作を一冊も読んでないと前置きした上で、「マルクスが理想とした人間の生き方」を本書で読んでいると、最新の生産様式と同じではないかと思った それは「プロジェクト…

本 身体は「わたし」を映す間鏡である

「身体は「わたし」を映す間鏡である」甲野陽紀さん他 初めて、「甲野善紀さんの息子さん」ではなく、「甲野陽紀さん」という固有名で覚えることになった * * * 何より、面白かったのは 「体は私たちが思っている以上に、正確に私たちの言葉を受け取って…

本 そうだ魔法使いになろう

「そうだ魔法使いになろう」吉本ばななさん、大野百合子さん対談本 ば)それこそ前世(があるかどうはほんとうにはわかりませんが、私の中ではあるほうが面白いというふうに思ってます)からのご縁で、・・・ 少なくとも、このスタンスでいける人には面白い…

本 Dr.ヤンデルの病院選び

「Dr.ヤンデルの病院選び」市原真さん(病理医)著 知っておくと、医療過剰も過少も減らせる「大人のための医療教科書」 * * * (著者Yンデル先生と患者Pの妄想会話) P:先生、いい病院ってなんですか? Y:病院を選ぶなら、家から近いことを優先する P…

本 ひとり情シス

「ひとり情シス」成瀬雅光さん著 * * * ITをうまく使いこなせれば、まず要らなくなるのはIT要員だという事実! 上手にIT化ができると、業務で成果が上がるという事実(当たり前か!) そして、ひとりでそれだけ価値を生み出せても、著者が評価がされない…

本 孟司と誠の 健康生活委員会

「孟司と誠の 健康生活委員会」養老孟司さん・近藤誠さん対談 * * * 「日本人はどこまで本気なのか」と聞かれたら、どう感じるだろう? 人によっては、そんな質問されたことないから、ちょっと戸惑うかもしれない * * * 著者の1人、医者の近藤さんは医…

本 最終講義 生き延びるための七講

「最終講義 生き延びるための七講」内田樹さん著 武道家であり教育者である内田先生の、神戸女学院大学での最後の講義と、いくつかの講演を集めたもので、「学ぶ」ことに関する知見の集大成とも言える * * * 初めて著者の本を読んだのは「村上春樹にご用…

本 日本人にとって聖地とは何か

「日本人にとって聖地とは何か」内田樹さん、釈撤宗さん他による鼎談 そもそも聖地の「聖」って何だろうか? ・・・「きれい?」「不純物がない感じ?」「神に類する?」 チコちゃんじゃないけど、正面から向き合うと意外とよく分からないこの言葉 * * * …

本 街場の文体論(感想つづき)

「街場の文体論」内田樹さんの感想の続きです(前回はこちら) この本を読んで思いついたMY仮説が、 「電子本世代は、(紙本世代より)早く本が読めなくなるのではないか?」 というもので、今日の感想のメインとなるものです * * * その出発点は、著者に…

本 街場の文体論

「街場の文体論」内田樹さん著 文章を書く・話すことについて、考えるヒントをたくさんもらえる本です そのなかの一つのトピックから、仮説を思いつきました 「(紙の本ではなく)電子書籍で本を読むことに慣れた世代は、年を取っていったときに、紙の本に慣…

本 勝間式超コントロール思考

「勝間式超コントロール思考」勝間和代さん著 勝間さんは実はとても弱くて、その結果、とても強い人になった だからこの本は、弱い人への応援歌だと思う * * * 著者は自分が弱いことを誰よりもよく認識している 意思が弱く、体が弱く、日本で女性であると…

本 街場の平成論

「街場の平成論」内田樹さん他、8名による平成を語るアンソロジー よく、バブル崩壊後に「失われた20年」とか言うけど、個人的には全く実感がないが、何となく世間に「失われた感」があることは感じる 普通はそれを「経済の話」として語られているところに…

本 創造&老年 横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集

「創造&老年 横尾忠則と9人の生涯現役クリエーターによる対談集」 横尾忠則さん他 横尾さんが80歳になるのを機に、自分より年上の現役クリエーターたちに、現役でいられる秘密をテーマとした対談集 ・・・横尾さん他9名の言葉を通して、芸術家という生き物…

本 アウトプットのスイッチ

「アウトプットのスイッチ」水野学さん著 ガ○ーシャ: なんや、みず(の)くさいなーキミ!(ワシ、才能しかないわ) なんでこの本出すのにワシに声かけへんのや? 言うてくれればいくらでも友情出演したるがな!それがいらん??はっ?? えっ?お代??そ…

本 学びを結果に変えるアウトプット大全

「学びを結果に変えるアウトプット大全」樺沢紫苑さん著 この本ではないが養老孟司さんの言葉に、 「文武両道とは、勉強と武道の両方に秀でることではなく、文(INPUT)と武(OUTPUT)を回すことが大事なんだ」 というものがあった その例として、赤ちゃんの…

本 コミュニティ ナース

「コミュニティ ナース」矢田明子さん著 キャッチコピーをつけるなら、 ご本人たち「白衣を捨てて街にでよう」 受け取る立場「白衣、遠方より来たる」 「病院」という閉ざされた空間から出て、町や村の人たちと顔見知りになり、人としての関係の中で健康の手…

本 夢をかなえるゾウ

「夢をかなえるゾウ」水野敬也さん著(2007初版) <以下妄想> * * * なんやキミ、こないに時間たってから読んだんかいな で、どやった? えっ、おもろかった? 精神論がなくて具体的なのがいい? ・・・わかっとる、おまえわかっとる、ほんま見どころあ…

本 徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」ちきりん著 ーー 自分の我慢が分かってしまう本 * * * 親が実家をリノベしたいと言っていたので、事前調査にと読み始める 図らずしも、自分が衣食住の「住」に関しては、住宅供給側の「…

本 ギリシャ神話を知っていますか

「ギリシャ神話を知っていますか」阿刀田高さん著 旧約聖書や新約聖書、コーランなど古典的名著を独自の言葉で語るシリーズ 「ギリシャ神話の主だったものにこんな話があるよ?これって今の話でいうと、ナントカに近い」という語り口で、時代も文化も遠い「…

本 センスは知識から始まる

「センスは知識から始まる」水野学さん著 * * * センスは学べるもんなんだよと、水野さんは言うわけよ もっと言うなら、シノゴの言わず「学べる」ってまず覚えろ!ってな たとえば洋服のセンスがいい人ってよ、他人の何十倍も試して、無駄金使って、失敗…

本 20歳の自分に受けさせたい文章講義

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」古賀史健さん著 * * * 以前ここではなない所で、親しい人に「お前のブログ、最近つまんなくなったね」と言われてドキッとした テーマは何であれ常に想定読者はたった一人、別れた彼女 つまりは、彼女への読まれない…

本 絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門

「絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発『超』入門」高橋涼介さん著 iPhoneアプリを作ってみたく読んだ本2冊目から紹介する * * * たしかにアプリが作れた 自分のスマホで自作アプリが動くと、なんか感動する 絶対に挫折しないiPhoneアプリ開発「超」入門 第…