ココロミにきみ

本と体とプログラミング

2018-01-01から1年間の記事一覧

本 会社をつくれば自由になれる

「会社をつくれば自由になれる」竹田茂さん著 この本は日本で働く人の1%ぐらいしかターゲットにしていない。僕自身も本のチェック・リストによるとあきらか対象外。でも視点が面白いので読む。 * * * そもそも人間は自給自足を基本とするものであり、「…

本 樹木たちの知られざる生活

「樹木たちの知られざる生活」Peter Wohlleben 著 長谷川圭 訳 この本を読んでから外を歩くと、街路樹や庭の木たちが寂しく一人で生きているように見えてくる。木は「集団で生きる生き物」だった。 ・・・集団生活のためにはルールや妥協が必要で、その関係…

本 逆説の法則

「逆説の法則」西成活裕さん著 大事な視点がてんこ盛りの本。長期的な視野に立って損得を考えることの価値を、科学的・数学的側面から補強して語る。 例えば、「33人の被験者が16人しか入れないBarで相互に繰り返し楽しむ」という実験がある。そこに「2種類…

本 99%の人が速くなる走り方

「99%の人が速くなる走り方」平岩時雄さん著 速く走ることに対する、著者の長年の経験から得た知見を伝えてくれる。速く走ることに向き合う手段がこんなにたくさんあるんだ! 速く走るというのは「走っている時」の話と「走る前後の時間」の話があると。 99…

本 コンビニ人間

「コンビニ人間」村田沙耶香さん著 主人公は目的や評価基準、的確な指示が与えられれば有能に働けるコンビニ店員。コンビニできちんと「機能」するために、仕事以外の時間も働くために存在して、爪をマメにきり、体調を整え、睡眠時間を確保している。 しか…

本 自分を愛すると夢は叶う

「自分を愛すると夢は叶う」吉本ばななさん、奥平亜美衣さん対談 スピリチュアル系の本は昔は毛嫌いして読まなかったが、最近は読み方を覚えた。「『科学』という表現手法で(現在は)表せないこと」にも当然意味のあることはある(逆に全てを受け入れる必要…

本 本当の仕事

「本当の仕事」榎本英剛さん著 自分にあった仕事ってなんだろう?本当にやりたい仕事ってなんだろう?それが分かったら、今度はどうやったらそれが実現できるんだろう? ・・・という状態にいる人のための本。その疑問や不安に著者は一つずつワークショップ…

本 退歩のススメ

「退歩のススメ」藤田一照さん、光岡英稔さん対談 ★身体観に多様性がある! このことだけでも学びだった。たとえば、一般的に黒人はダンスが上手だと言われている。もしそれが本当だとしたら、その一番の理由は(筋肉の違いとかよりも)、 「彼らの身体観」…

本 AIの世紀カンブリア爆発

「AIの世紀カンブリア爆発」田中徹さん著 AIの多方面にわたる発展の度合いの現状をレポートしてまとめた本。例えば大リーグの試合戦略で、囲碁などのボードゲームで、工場で、採点でと。 * * * 羽生さんのいう、「AIに新たな将棋の型を学ぶ」という使い方…

本 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」永田和宏さん対談集 (with 山中伸弥さん、羽生善治さん、是枝裕和さん、山極壽一さん) 羽生さんは将棋で集中している時は、その時何を考えていたかをほとんど覚えていないという。それは想像するに、周りを警戒…

本 古賀史健がまとめた糸井重里のこと。

「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」糸井重里さん、古賀史健さん、キューライスさん著 * * * ほぼ日が20周年の今年、読者として19年目を迎えた。そんなに毎日の生活に一緒に過ごしてきたものは他にない。自分のどれだけが「ほぼ日」で作られているか…

本 いい親よりも大切なこと

「いい親よりも大切なこと」小竹めぐみさん、小笠原舞さん著 子育て中の人、子どもが欲しいと思ってる人の力を抜いて楽にさせる本。「◯◯でなくてもいいよ、△△しなくてもいいよ」って、著者はひとつひとつ「子育てこうあるべき」の 呪縛を解いていく。たとえ…

本 伴走者

「伴走者」浅生鴨さん著 マラソン、スキーをする視覚障害者とその視覚となる伴走者のお話。自分が伴走者の視点でずっと引き込まれていって、登場人物と同じように本の中で失敗を経験した。 「でも、なんで私に聞かないんですか。私は目が見えないだけで、話…

本 幸せになる勇気

「幸せになる勇気」岸見一郎さん、古賀史健さん著 個人的な話だけど「私たち(二人)って・・・」という言葉が言えない、使えない。 ” 私たち ” をひとつの利益共同体として扱っていい、という自信が自分にはない。だから付き合い始めた自分の恋人が最近初め…

本 デザインの小骨話

「デザインの小骨話」山中俊治さん著 個人的にデザインという言葉がよく分からない。マネジメントという言葉と同じくらい分からない。 * * * デザインに関わる人は「美しさ」という言葉を素直に使うが、アートに関わる人は美しさの呪縛から抜けるのにここ…

Office for mac 2011 の登録手順(20180625現在)

MacでExcelのVBAが使いたくてOffice for Mac 2011を買う。 2018/06/25現在ライセンス登録ができたのでご紹介。これでVBAが使える。 Microsoft Office for Mac Home and Student 2011 ファミリーパック [パッケージ] (PC3台/1ライセンス) 出版社/メーカー: マ…

本 地域プロデュース、はじめの一歩

「地域プロデュース、はじめの一歩」山納洋さん著 プロデュースは「自分よりそのことをやりたい人を見つける」ことだと。 例えば、個人的に公園を作りたいのだけど、道具も技術も金もないく、あるのは自分の気持ちとアイデアだけ、というままで時間をずっと…

本 人口減少社会の未来学

「人口減少社会の未来学」内田樹編 今後人口が減少していくであろう日本に対して、各人の思うところを綴ったアンソロジー。それぞれの人の見方、今後の振る舞い方が面白い。 * * * 藻谷浩介さんの統計による話に解けてない謎が一つある。それは人の次世代…

本 半分生きて、半分死んでいる

「半分生きて、半分死んでいる」養老孟司さん著 月ごとのエッセイをまとめたもの 半分死んでいるという自覚の養老さんが、今現在の社会のあり方が「何を語っているのか」を言語化してくれている たとえば日本における「少子化」と「子供が将来を悲観している…

長期旅行の必需品

ヨーロッパを2か月(2018.3-2018.5)、15か国30都市を放浪してきました。その経験からユースホステルで長期旅行したい人に必須のアイテムと旅のヒント。 ★アイテム ・SIMカード【12GB 30日間有効】簡単に使えて安い!2ヵ月なら2枚買う ・バックパック小(収…

本 恋愛呼吸

本「恋愛呼吸」服部みれいさん著。 この本の感想を書くということは、効果があったということだ。効果があったら公開しよう。でもいつ公開できるんだろう⁉︎と思ってたら忘れた頃に効果があった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ マーマーマガジンの編集長であり経営者であり作…

映画 コクリコ坂から

「コクリコ坂から」宮崎吾朗さん監督 長澤まさみさんの声って、ほんとに ” 海(メル) ” にぴったりだと思う。抑えた感じの華やぎがあって。 あんな雰囲気の子が、自分が大切にしていることを伝えにきたら、そら社長さんだって何か対応したくなるよなー。 コ…

本 嘘 Love Lies

「嘘 Love Lies」村山由佳さん著 中学生のときの人間関係と事件、それをひきづって生きて来た4人の今の話。 勝手な話だけど村山さんの小説ではいつも、「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの続きを探してしまう。著者の真骨頂は、若い人の恋愛の痛みと喜…

本 はみだす力

「はみだす力」スプツニ子!さん著 はみ出している人は自分からドアを叩いて、居場所を見つけないといけない。たいがいの場所では自分は異分子で、よく思わない人がけっこういたりして、そんなのが普通の場がほとんどなんだけど、探すと、自分を必要としてく…

本 これからの世界をつくる仲間たちへ

「これからの世界をつくる仲間たちへ」落合陽一さん著 初めて落合さんの本を読む。タイトル通り、中高生に向けて書いた本。 著者はインターネット前と後をちょうど知る最後の世代として、デジタル世界も誰かが作ったもので、どんどん変化していくし(させて…

本 歯はみがいてはいけない

「歯はみがいてはいけない」森昭さん著 この本を読んで、糸ようじを買って使ってみた。 ・・・開眼しました。 ”歯磨き”の定義を変えることにしました。食べ物カスを取ることではなく、歯垢(プラーク)を取ることを、これからの自分の歯磨きとしたいと思いま…

本 聖地巡礼コンティニュード

「聖地巡礼コンティニュード」内田樹さん、釈撤宗さんと巡礼部による対馬巡礼記。 だから、なぜ対馬がすごいかっていうとね(google earth画像)、 みてのとおり、対馬は国際交易拠点なわけです。日本の端っこではありません。外国からみたら、日本の始まり…

本 農ガール、農ライフ

「農ガール、農ライフ」垣谷美雨さん著 この小説によると、ツテのない人が脱サラして農業を始めるときに、最初にして最大の壁にぶち当たるそうですが、それはなんでしょう? 答えは「誰も農地を貸してくれない」ことです。 それ以外にも農業を営むには、ほん…

本 人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか

「人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか」池上高志さん・石黒浩さん著 人工生命を作ろうとしている人のお茶話に立ち会うようで面白かった。いずれ無機物による生命体に移行するのが当たり前のように話している。人間の立場を超えて生命体学者のような存在…

本 四月になれば彼女は

「四月になれば彼女は」川村元気さん著 これも「ノルウェイの森」へのオマージュなんだろうか。「僕たちはみんな大人になれなかった」も含めて、”大人になれない男たち”シリーズは個人的にとっても”来る”。 どうしてその時、言葉を惜しまず気持ちを届けよう…