ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 本当の仕事

「本当の仕事」榎本英剛さん著

自分にあった仕事ってなんだろう?本当にやりたい仕事ってなんだろう?それが分かったら、今度はどうやったらそれが実現できるんだろう?

・・・という状態にいる人のための本。その疑問や不安に著者は一つずつワークショップで培った手法で応えていくのだけれど、最終的な心持ちとして意外なところに到達する。それは、

人智を超えた大いなるものの存在を前提とするかしないかで、自分の開き具合がまったく変わってくると感じるからです。(本文より)

僕の言葉で言い換えるなら、「本当の仕事=天職」というのはおそらく、自分の小さな欲望とかを超えて、その時代その場所にいる自分が能力や体力や人間関係含めて「一番自分が機能すること」なんだろうと。そこに辿り着くには、自分の小さな考えでコントロールしようと思っても無理で、「委ねる」というプロセスがどこかで必ず必要になってくるよと。

自分がどうやったら一番機能するか?は、一人で考えててもわからない。だから世に出て、他人とまじわり、チャレンジして修正して、少しずつ自分の仕事を作っていく。

著者に言われて改めて気づいたのだけど、「自分>>仕事」という「大きさ」の当たり前の関係を考えれば、いろんなことが見えてくるはず。たとえば「一つの仕事で自分の機能は果たしきれない」とか。

この本はいろんな人にプレゼントしたい。