デザイナーの佐藤オオキさん著。
「問題を必ず解決する方法を見つける」のではなく、「必ず解決できる問題を見つける」こと。そういう問題は解決できますからね(笑)
(本文より引用)
この意味がわかったことだけでも読んだ甲斐があった。この喩えでいうなら、学校での勉強より社会での仕事のほうが楽だよなーと思う。問題設定を自分で出来るんだから。「問題設定を自分でやっていい」という思考パターンになるのが重要で、自分を振り返るとそうなってない。「問題は決まっている」という頭になっているのが問題。
問題解決ラボ――「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術
- 作者: 佐藤オオキ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2015/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本文の中にそれに繋がる、佐藤さんによる引用がある。
蜂の脳は容量が限られているため、兵士や偵察、運搬係りなど、その役割が変化するたびに脳自体の仕様も変化してしまうそうです。
人間の脳だって容量が限られてるわけで、蜂と同じように自分を「上司のいうことをそのまま処理する係り」なんて定義してしまったら、その様に「脳」が変形してしまってるはず。こわっ。
だから「自分で問題を設定して解決する係り」に自分を定義し、脳をその仕様に叩き直すのが個人的喫緊の課題。その手助けとして、この本に書いてある視点をずらす様々な手法を使ってみるのもありかと。