ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 TEDトーク

「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」

 いや別にTEDに出ないけどさ(出れないけど)。話を聞いてくれる人が一番集中するのは、最初の10〜20秒だと。(そこで心を掴めないと・・・。)そのつかみは引用や他人事じゃなくて自分の経験を語れと。できれば最近、直前に起きたことだとサイコウ。ただし、その話は全体のテーマにつながることが条件。

どんな時も笑わせれたら宝。ただし、それがジョークだったり、面白い話だったとしても、それすら一番いいたいメッセージにつながってないとダメなんだって。

TEDトーク 世界最高のプレゼン術

TEDトーク 世界最高のプレゼン術

 

つまりは、舞台上で起こることのすべては、「一つのメッセージ」を伝えるために存在するって考える。おそらく自分ですらその目的のためのシモベ。

話の中のヒーローはそのメッセージに関わる、自分を変えてくれた”誰か”に譲る。 その偉大な他人がヒーローになることで、”誰にでも起こりうる身近な話”になる。ヒーローではない自分は失敗する。その失敗をいっぱい語ることで、うんうんと頷いてもらえる。

 その共感は気持ちだけじゃなくて五感まで広がるように、ストーリーをいろいろな感覚から語る。さらに主体的に聴くことに参加してもらうためには、一緒に考えてもらわないといけない。

だから最初に「なぜそのアイデアが必要のなのか・大事なのか?」を語る。その前提を共有してもらって、同じ視点で世の中を見て初めて、何をするか・したかの具体を語る。この順番。

*  *   *  *   *  *   * * 

自分にとって自明のメッセージを語る方法論として一つの最高峰だと思う。これはこれとして身に付けたい。

同時に、方法論になるかどうかわからないけど、その時その場にきちんと存在することによってのみ起こりうる、その場で産まれる(かもしれない)考えやアイデアの生成を語っていく、という手法は形にならないんだろうか。