今週のお題「読書の秋」
「Graphic Recorder」清水淳子さん著。
会議の記録を、絵やイラストと共に作っていくGraphic Recorderのススメ。
相手と話していることのイメージを共有するために、紙に意見を書き込んでいって、グルーピングして、時系列を矢印で書いて・・・みたいなことをやっていたら、それが本格的に技法として使われていることをこの本で知った。
正直、読んでも”体系”というより”紹介”という感じだが、始めるのにきっかけが欲しいという人には向いていると思う。それか、ある程度実践したあと、もう一度見ると整理されるのかもしれない。
Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
- 作者: 清水淳子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本
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実際、文字にイラストを添えたり、関係性を矢印や絵で描いた記録は、パッと見で理解できる。記憶を紙に任せられるので、現在進行形のポイントだけを頭の中に置くことができて、考えの整理がその場でとてもしやすい。だから、みんなが発言しやすくなるのはあると思う。
個人的には講演でも何でもメモを取る習慣が染み付いていて、記憶はすべてノートに任せて頭の中は考えることのみに使うというのが癖になっている。逆にメモを取らなかった時代は、どれだけ頭を考えることに使えてたのか不安・・・。
* * *
しかし、Graphic Recordingが良い事づくめあるならば、何でいままで、このやり方はメジャーにならなかったんだろう。記録は新人がやるものって会社が多くて、そんな改革が生まれる余地がなかったんだろうか。それとも会議は議論する場じゃない所が多かったから不要だったとか。。。