ココロミにきみ

本と体とプログラミング

オススメのpodcastをいくつか

コロナになってからか、podcastを聞くようになり
今日も新しいのを友達からオススメされて良かったので、いくつかごしょうかーい


知ってる人も多いんじゃないかと思うけど、
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)」

podcastranking.jp

210話ぐらいからの「性の人類史」は面白すぎ
例えば性欲はずっと人類史上あったけど、性欲の対象は実は文化的に影響されて決まっているとか
今の自分がいる文化圏から見たら、過去のもしくは現在の違う文化圏の人の性文化が気持ち悪い!って思うことが多いと思うんだけど、それすら相対的な話なんだよなと
もちろん現在の自分が生きている文化圏での習慣法律に従うのは当然として

 


二つ目
ゆとたわ(ゆとり娘たちのたわごと)

ゆとりっ娘たちのたわごと

ゆとりっ娘たちのたわごと

  • ゆとたわ
  • 即興コメディ
  • ¥0

podcasts.apple.com

女子がカフェで話しているのを横で聞いているような感じ(と本人たちが言っている)
ほんとに雑談なんだけど、二人の人間力のせいで面白いっていう
あと視聴者からの相談に全力で考えているところはちょっとすごい
コロナに必要なのはこういう雑談じゃないかとも
声質が二人が聞き分けられるくらい違うってのも重要な要素かもと初めて思った

 


3つ目
over the sun

podcasts.apple.com

このタイトルの意味がわかるまでに、10回以上かかってしまった
ジェーンスーとTBSアナウンサー堀井美香さんのトーク
これも雑談の極みなんだけど2つ目の二人とまた違った魅力がある
視聴者の世代も違う
昔の深夜のAMラジオのノリがある、あ、だから世代が違うんだ
いま(2021.12現在)はヒヤスンス(ヒヤシンス)をみんなで植えようというプロジェクトをやっている

 


4つ目
Image Cast

Image Cast

Image Cast

podcasts.apple.com

エンジニア男子の二人組
デジタルガジェエトや、創作物の話が多い
最近はちょっとネタが尽きてきたが、はじめの方はデジタルと抽象思考を
自由に行き来してすごいなと思った
この二人も雑談が上手だと思うけど、上ふたつの女性二人組には敵わない
視聴者として、なにかいいネタを提供できないかと考え中

 

本 武道論

「武道論」内田樹さん著

 

個人的な話だけど、毎日のように神社にお参りし、週に一度お寺に通っている
鳥居をくぐるとき、山門をまたぐときに、なにかしらの挨拶をどこともない空間に向かってしている

人によっては「そんなの非合理的!」って言うと思うし、かつての自分自身もそう思っていた
しかし、この「非合理的!」って思うのが一番のミソであることが、著者の話を聞いててわかった

著者の話を自分なりの言葉に直すと、非合理的なことをわざわざするのは、脳に対して「これから脳の役割を一時的に低下させます」という自分に対する宣言だったと気づいた

そうやって脳の役割を抑えると、体が全面にでてくる

本によると、そうやって場に対する敬意を払ったあと次に大事なのは、体を自分が自由に使うことではなくて、体が自由に動ける状態に整えて、その自分の体を通じて自分の外にある何かが、力を発揮できるようにすることだった
極端にいうと巫女さんに霊か何かが乗り移るように、自分の体をノリシロとして場に差し出して、それに何かが降りてもらうということ

* * *

その話が本当のことかは感覚的に分からないけど、「鬼神のような強さ」・「神かがり的な強さ」という言い方が日本語にはある(外国語にもあるのかな?)

それは、ちょっと強いとか、練習したから強いとか、才能があるから強いではなく、何か自然の強大な力に加勢されたとしか言いようのない、人間技ではない強さを発揮する人物がいる、という感覚が一般的にあったからなんだと思う

そうやって考えると、非合理的とも言える、場に対する礼儀を示すという行為、そしてその場において、整えられた体を差し出す、ということを日常的にできるようにするのが、武道の目指す道なんだろう

* * *

この、場に礼をつくして、体を場に差し出して、人間を超えるなにかを降ろして動いてもらうという作法は、人間が人間であるためのよりしろとして人類が生きている限り残ってゆく気がする

オンラインコース、udemyのススメ

udemyご存知ですか?(アフェリエイトはないです)

動画とPDFなどの資料を合わせた講義で、たぶん世界最大の教育サイト

* * *

お試しに一回でいいから、数万人以上の受講者がいる、英語チームで作られた講義を買ってみるといいと思う(英語がネックかもしれないけど、紹介映像を見て声が好きだったら続けられる可能性が高い)

そのすごさにハマると、小中高(&人によっては大学)で受けてきた授業の大部分を、「よく耐えてきたな我々」と思うようになる(もしくはもう耐えられない!と思ったり)

* * *

比べてというか最近、某大学のリアル公開講座(参加費あり)を受けてきて、あまりのツマラナサに目眩がした

卒業単位にならない条件で、自分の授業を生徒が金を払ってでも聞くか?」というのは一つの基準にするべきだと心底思った(そう思えてるから公開講座でお金取るんだよね。。。)

* * *

話を変えて、もう20個以上のudemyの講義を買ってるのだけど、このAngela先生のプログラミング・シリーズは、ほんとによく出来ているのでプログラマーの人にはオススメ

プログラミング文法だけでなく、サイトやアプリを作っていくときに必要になるお役立ちサイトの情報がちょっとすご過ぎる

www.udemy.com

まとめると、世界トップレベルの教育を知っておくのは、さらにはそれを生活に取り入れるのはすごくいいんじゃないかというオススメでした

受け取る側としてはほんとにいい時代だけど、発信する側になるのに覚悟がいるな

家のネット回線を楽天モバイルに変えてみた

楽天モバイルを家のネット回線にした記録(なごろぐさんのブログで知った)

楽天モバイル回線にして、スマホテザリングを家のネット回線にした

* * *

ネットのライトユーザーにはかなりオススメ

一番の選択理由は、使わない月は料金が0円になること!

たとえば海外に長期に行く人にとっては本当に便利な仕組みだと思う

いちいち回線を解約する必要もなく、ほっておけばいい(海外でも2GB/月使えるが)

network.mobile.rakuten.co.jp

* * *

普通に使うと20GB/月を超えるので、料金はマックスの月額3200円くらいになる

zoom1時間でも1GBは行かないと思うが、なんだかんだで

1日で10GBを超えると速度制限がかかるのが難点(まだ直面したことはない)

パソコンのOSの全面更新とかになると10GB前後必要になってくるので、夜11時とかに始めて日をまたぎつつダウンロードするとかがいいんだろうか

* * *

通信速度はZOOMは問題なし

YouTubeも、オンライン学習も問題なし

オンラインのフォーラムは画質がだんだん悪くなった(リロードするたびに画質が良くなるのは回線が原因ではないかもしれない)

地域によって電波の届く範囲の問題はあるのだけは忘れずにチェック

* * *

ちなみにテザリング専用スマホとして、nova lite 3+ を使っている

なごろぐさんのオススメで、 テザリングのボタンが出しやすい構成になっているのと、電気容量が大きいので長く使えるから

電気街を回って聞いたところ、HUAWEIはあまり市場に出回らないらしく、中古はだいたい12000円前後の値段だそう

そうそうnova lite は4G回線のみで、2.5GHz帯域のwifiしかとばせないというのもある

まぁ、そもそもの想定ライトユーザーには何の問題もない話だが

ちなみにnova lite3を自分で買って、回線だけ楽天モバイルのを契約すると、楽天モバイル設定の中で、他で買ったスマホは使えません的な情報に出会うが、ちゃんと使える

ちなみにnova lite3は使えたけど、他のスマホが使えるかは知らない

* * *

知らなかったけど、専用のモバイル・ルーターが売ってるんだね

待ち時間がスマホと違ってめちゃくちゃ長いから、こっちのほうがオススメだったかも

・・・というかいつか乗り換えるかも

ともあれ、使わなかった月の料金が0円になる日を楽しみに!

 

追伸1)外にネット回線が持ち出せるようになって、スタバ + MacBook ->ドヤ顔ができるようになったのも嬉しい

追伸2)今回の話とはあまり関係ないけど、なごろぐさんのブログはHSPの人や、海外ノマド・ワークに興味がある人にはかなりオススメ!

本 目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」川内有緒さん著

美術の見方が変わる本です

* * *

目の見えない人が、美術館で何を楽しむのだろう?

そりゃ、まずは同行者の説明を聞くだろうよ

例えば、「大きさは2mくらいの絵で、女の人が5、6人いて、鋤で藁を集めてるっぽい。男の人は二頭の牛を連れて・・・」

・・・みたいな説明をしても、そもそも景色を見たことがない人もいる

じゃあ、何を楽しんでいるんだろう?

白鳥さんはどうやら、目が見える人とは楽しみ方が違うようだ

* * *

同行の人が白鳥さんに何がそこにあるのかを伝えようとして絵や作品を見ると、たいてい普段より詳細に正確に見ようとする

すると、いつも見逃していた細かいことに気づいたり、違う視点が見えてきたりする

「あれ、牛だけど子牛じゃない?お互いのツノを棒で縛ってる??」

「あれ、緑色の大きな牛だと思ってものは、草の壁だった」

複数の同行者がいると、それぞれが違うことに注目していたり、作品を全然違うものとして感じ取っていたりする

そして、お互いの言葉が飛び交ううちに、作品に対するイメージがどんどん更新されたりする

・・・どうやら白鳥さんはその絵や作品を前にして、そこにいる人たちが作り出す時間を楽しんでいるようなのだ

絵画や彫刻などの作品の存在を、時間芸術の音楽のように味わっているのかもしれない

* * *

なんだろう、本当のところが何なのかはわからないけど、白鳥さんの楽しむ芸術のあり方も楽しそうだと思えてきた

楽しみの次元はいくつもあるし、別に見るだけが楽しみでもないし・・・そうか、白鳥さんはインスタレーション・アート(wiki )を常に楽しんでいるのかもしれない

自分が今いる場所に起こる一回きりの出来事、自分と周りの人の間におこる、ある作品を前にした言葉とイメージのやりとり、というインスタレーション

・・・あくまで想像だけど

* * *

普段の会話でも出来そうな気がするけど、おそらく作品という一本の柱があったほうがやりやすいのだろう

作品という主役がきちんと鎮座しているほうが、周りの人は自由に好き勝手なことを言いやすいってのはよくあるし

そして、アートが持つ今までと違うところに突き抜けようとする力が、また私たちの言葉をいつもより違うところに連れて行くのかもしれない

そういう自分を含めた周りの人たちが自由に振る舞うなかで、人が変化する瞬間に居合わせるとしたら、それはすごい深い楽しみの気がする

* * *

うーんこの本を読んで振り返ってみると、アートという常識から自由になろうとする行為を、逆にその鑑賞の型を自分に課して不自由な形で見ていたような気がする

他人と話しながら笑いながら、作品に接するのってすごくいいじゃんよ?

作品の前に一人で黙って見て、自分のそれまでの知ってる枠組みのなかだけで理解しようとするのって、つまらないなーと

* * *

突然だけど、同行二人というお遍路さんをするときの、弘法大師が常にそばにいてくれるという言葉って、バーチャル白鳥さんがそこにいる、という感覚に近いんじゃないだろうかと

弘法大師と架空の会話を重ねて行くことで、一人では成し得なかったことが出来たり、いつもは見えなかったものが見えてきたりするんじゃないだろうか

そう考えると、障害者という言葉はいったいなんだろうか

おそらく経験と想像力が足りない人が作った言葉なのだろう

・・・もちろん自分も含めて

本 妻のトリセツ

「妻のトリセツ」黒川伊保子さん著

 

著者曰く、女性の話は常に

A. 心の通信網

B. 事実の通信網

の二本立てであり

男性は、A. の心(感情)の肯定したあとにB. の話を始めることで、(男性にとって)意味不明だった争いが減る

・・・0にはならない

 

Bから始める失敗例)

女「(A)このワンピース買ったの」

男「(B)いつ買ったの?」

女(前に服買ってからすぐにまた新しいの買ったと言いたいのね!キッ!)

男(オレ何か悪いこと言ったのか?いきなり機嫌悪くなるし、なんの含みもない会話なのに)

 

Aから始める改善例)

女「(A)このワンピース買ったの」

男「(A)素敵なワンピースだね、きみに似合いそう!」「(B)いつ買ったの?」

女「(A、B)ありがとう、この前の日曜に友達と出かけてね・・・」

男(おっ、今日は会話が続くし、機嫌がいいぞ!理由はわからないけど・・・)

この本がリアルに必要と思う男性は、それだけで幸いなり(気づいていますか?)

本 不機嫌のトリセツ

「不機嫌のトリセツ」黒川伊保子さん著

付き合ってる人の不機嫌にどう対処しようか?と思って読んで、全然違うところばかり面白かった(不機嫌と関係ない話を書きます)

* * *

英語人(英語を主として話す人)は、子音から子音の流れで音節を切り出して、子音を左脳で言語として聞いて、母音は右脳で聞き流す癖があるのだと

それに比べて日本人は母音で(言葉の)骨格を立てると(左脳で聞いてるのだろう)

ちなみに左脳は言語や論理の処理で、右脳はアート系だったり感覚主体の処理に使われる

日本語人のように、母音を軸とする話し方のほうが世界的にみて少ないタイプに属するそうな

* * *

なるほど、英語圏の人が日本語を話すときの、「わたーしの、なまーえは」って、子音がメインの話し方って考えればよくわかる

以前、NHKラジオ英会話で子音に拍子をつけて英文を読ませる講座があったけど、あれは実に的を得ていたんだな(遠山顕さんナイス!)

次に、肘と手首の重心の使い方の差の話があった

小脳のタイプで人間は4つに分類され、「肘を重心に使う人 or 手首を重心に使う人」、さらにそれぞれ「外旋系、内旋系」の2種類に分かれて、計4種類のパターンがあると

4スタンス理論というらしい

でこれが何に関係するかというと、たとえば「肘&外旋」系のお父さんかお母さんに、「手首&内旋」系の子どもが、逆上がりや縄跳びを習うというケースを考える

親子で重心の使い方が違うから、子どもは親の真似ができずに一向に上手くならないということが起こりうる・・・というか普通に起こる

両親や親族一同わらわらと出てこれば、子どもと同じタイプの大人がいる確率が上がって、その人を真似れば子どもも運動ができるようになる

* * *

これは大人でも、体を精密に使わなければいけない時には問題になってくる

武道とかスポーツで師匠やコーチの動きがすぐ真似られる人は、勘がいいとかもあるけど、そもそも小脳のタイプが同じだからかもしれない

でも、一般的にいってあなたと師匠やコーチの小脳のタイプは違う確率の方が高い

さらに教える側の人が4スタンス理論をわかってない場合は、「なんでこんな簡単なこともできないんだ!」と思ってたり、実際に言うかもしれない

その場合は学ぶ側がその動きの要点を解析して、自分で先生と違う重心軸で外旋なり内旋に直した動きで学ぶ他はない

手間はかかるし、大変だろうけど分からずに悩むよりは前に進めるはず

* * *

全然不機嫌と関係ないやん!と思うけど、著者はそもそも脳の研究者であるから、脳の違い(or 使われ方の違い)というところで上の2つのテーマも出てきてんだろう

ちなみに4スタンス理論って初めて聞いたけど、それはきっとポリティカル・コレクトネスとして扱いづらいテーマだから、耳に入りにくかったんだろうと推測している

脳に違いがあるっていう話は、差別につながるからダメって短絡的に処理されてしまうから

* * *

著者はこの本の前に「妻のトリセツ (講談社+α新書)」を書いてる(まだ読んだことない)

人間のトリセツって、「煎じ詰めればその人の不機嫌とどう向き合うか」だろうから、この本が総仕上げなんだろう

さて、本題の不機嫌対処の実践は・・・