内田樹さん著「困難な結婚」
よかった。内田さん曰く「結婚は古くからある、人類が生きて行くための制度であるから、誰でも出来るように制度設計されているハズだ」と。さらにご自身の結婚・子育ての経験からの結婚&結婚生活論。
内田さんの言葉から逆に考えると、太古の昔からあるものなら「恋愛とか愛とか幸福」といった概念と関係なく存在しているものだって考えたほうが良いのだろう。愛と結婚を一緒くたに考えてもいいけど、制度設計に含まれてないものを期待すると辛くなるんじゃないか?
また、昔から人類が同じように持ってたものを考えると、そばに人がいると暖かいとか、気持ちいいとか、辛いときに助かるとか、そういう感覚に寄り添う制度なんじゃないかと。
内田さんはこの本を読むことで結婚したくなる人が増えて、結婚生活が今よりうまくいくことを願って書いたそうな。
たしかに。