渋澤:サラリーマンは本業が一番だもの。とにかく、「本業を頑張る」、それが一番大事。投資として一番リターンがいいのは、まず「自分に投資」すること。サラリーマンにとって一番キャッシュフローを生むのは自分の給料なんだから。(本文より)
株や投信に初めて手を出そうと思って読んでいるうちの一冊。これからやるぞー!と思ってる所に冷水を浴びせかけられたような一文。節約してまで投資しようかと思ってる今の気持ちはまずい。間違いなく本業がおろそかになる。しかし一旦やって、失敗して痛い思いをしないと学べないんだろうなー(笑)
- 作者: 渋澤健,中野晴啓,藤野英人
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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著者の3人は草食系投資隊と名乗っているコモンズ投信、セゾン投信、ひふみ投信を作った人たち。本人たちは全然草食系じゃなくて完全なる肉食系(笑)
それぞれに若い頃からガツガツ仕事をして色々あって、現在に至るまでにお客さんに提供するものとして「草食系」と呼ぶにふさわしい投資信託会社を別々に作り上げたことで、出会うべくして出会った。実際に愛知県で行われた草食投資隊のセミナーにも参加したが、本当に仲が良い三人で、若干お客さんのことが忘れられて楽屋ネタっぽくなってることもあった。お互いにそれぞれの会社の投信を持ってるとも。
本から外れる話で、正直、株やら投信やらFXやらなにがいいのか分からないので「投資信託をやりたい」と仲の良い友達に言ったら、「証券会社しか儲からないからやめたほうがいいよ」と止められた。「indexよりもアクティブ投信の平均って低いし」とも。
株も投資信託も「誰もが自分は儲かる」と思ってやって半分は失敗することを考えると、全然自信がない。NISAだって儲かった時しか意味ないのに、みんな当然儲かるつもりで何百万人も申し込んでいる。
・・・さてなにがいいのやら。
結局、自分が軸にするのは人だろうと。このお三方と鎌倉投信の人は何か違うなと感じている。投資者と投資される会社の人が直接会う場を作り出すなど、投資の本来の意味を取り戻してる感じが真っ当なんだろうなと思う。
さあてこれから痛い思いをして、5年後か10年後くらいにこのお三方の言ってることの意味が本当にわかる日を楽しみにしよう(笑)