ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本  いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

 「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」by 水野学さん

著者は ” くまモン ” をデザインした人

f:id:molingit:20181113234401j:plain くまモン - Wikipedia

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仕事の流れは極力パターン化してエネルギーを節約し、” クリエイティブ ” に全てを注ぎ込むやり方を説く

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①” 依頼の言葉 ” に囚われず、その仕事が作る未来の姿を徹底的にイメージする

②ゴールを決め、そのイメージをチームで共有する

③コンセプトを作り、それに従って全てを判断していくことを何度も伝える

④その仕事にかかる時間を想定し、自分の時間をブロック単位で捉え当てはめていく

⑤3時間毎に仕事の進捗を捉え直し、ペースを修正していく

⑥自分の来た仕事は手元に留めず、処理してどんどん次にパスする

⑦締め切りを確実に守って次の仕事につなげる

いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

 

著者の言ってることは至極真っ当で知ってるつもりなのに、言われてみると守れてない部分が多々ある

この流れがまずきちんと踏めるだけで、クリエイティビティとか関係なく仕事ができる人の部類に入れるだろうな

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このトップダウン式のプロセスがきちんと身についた後ならば、逆にボトムアップのやり方を追求していくのも面白いかもしれない

手元に今あることを100%やりきることで生まれた次のステップで、また手元にあることを100%やっての繰り返しの中で、”何か”を生み出していくスタイル

たとえば脳科学者の池谷祐二さんは、世界で初めての精度で脳の活動を記録できる写真の仕組みを作り出したことで、そこに何が写るか?それは何に繋がっていくのか?という類の研究方法を採用している

それは目標や目的がないけれど、偶然を呼び込むことができて、自分を超えたものに繋がれるやり方

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行動科学の世界でいうと、最初にゴールが分かっているインセンティブ方式がこの本で、何が貰えるのか、貰えないのか分からないのがリワード方式で例えば池谷さんのやり方


まずはインセンティブ方式をちゃんとやることだろうけど、リワード方式が何か光ってるなぁ