映画「溺れるナイフ」を観た。久しぶりに”映画”を観た。
小松奈菜さん演じる、東京でモデルをやってた夏芽が転校してきて、菅田将暉さん演じるコウは窓際に座って外を眺めているようなクラスメイト。
出会ってすぐ惹かれあう二人。夏芽がコウを追いかけ、コウは走って逃げる。二人とも自分たちがそれぞれどう生きていけばいいのか、二人の関係をどうすればいいのか分からず、二人の距離(感)の満ち引きに観客も一緒に翻弄される。
話の筋は王道パターンなのに、小松さんの清潔な色気と菅田さんのアゴと目の鋭さが、それぞれの人に一回しかない人生であることを感じさせせる。
そして外部の人間がやってきて何かが起こったとき、どういう物語がそのあと紡がれるか、なぜか僕たちは知っている気がする。
終わったあとに、爽やかになって休日を満足して過ごした感があった。やっぱ映画はこうでなくっちゃ。