ココロミにきみ

本と体とプログラミング

映画 マイスモールランド

なら国際映画祭で「マイスモールランド」を見てきた

難民申請をしているクルド人一家の日本での生活を描いていて、展開は想像に難くないと思うのだけど、難民申請は却下される

・・・そのあとはどうなるのか?  

滞在許可ではなく、「生きてるだけなら許可」証みたいなのが出る

ビザではないので、就労不可、大学進学不可、県外への移動不可

・・・見ててだんだん辛くなる映画なのだが、主演の嵐莉菜さんの光と影の魅力が展開を支えている


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話は変わる

日本は難民を認定しないことで有名な国だけど、なんでこんなに難民を拒むのかよく分からない

一つの視点から言うと、日本人のDNAは型の種類が世界でも多い国で、つまりは歴史的に、色々な海外の地域から&いろいろな時代に、難民が多数流れ着いて居着いてできた国であると言える

そんな「難民and難民のハイブリッド子孫」である自分たちが、国の成り立ち方を否定してどうするよ? ・・・というか逆に「そもそもの日本らしさ」って「難民が断続的に来てくれて、それをどこより受け入れる国」だったりするんじゃない?

まぁそんなことを突然考えたのだけど、難民問題は、日本で普通にいま暮らせてしまっている人にとっては、考えずにスルーしても自分の生活に支障はない(ように思える)し、実際、自分も行動を何かしたこともない

最後にもう一つ自分へのツッコミをいうと、主人公のお父さん役の「髭もじゃのマリオみたいな父」が主演だったら、それはそれで魅力のある人なんだが、でもこの映画を自分は見なかっただろうな・・・