立体迷路をDIYで作りました
今回は初めてショップボットという大型のCNCを使ってみました
そのため一般的なDIYではないかもしれませんがご紹介
下の写真のように、角材から切り出したものを、自作の治具で固定して、ショップボットで加工します
下図の感じで加工されるので、これを六面繰り返します
加工が終わるたびにクランプを外し、治具からビズを外し、面を回転させて、再度クランプで絞り、ビスをつけて、ショップボット で加工して・・・と延々と繰り返します
(ビス穴がダメになってくるので、ビス穴ずらし用に板をかましたりします)
今回は設計図をイラレで作っていて、このことが後から3D空間での問題になります
何がダメだったか想像つきますか?
・・・それは隣り合う面で「通路が空間的につながってしまった」という問題です
2D上では別々の通路であっても、3Dでは同じ空間を2面の通路がそれぞれ使うということが起こるわけです
最初から3D-CAD使えばいい話でしょうが、この失敗は自分の思考が2D的なのだと知れて楽しいものでした
仕上げは先輩から借りたルーターです(これすら初めて使った)
この立体迷路のような形状は紙やすりでは難しいので、ルーターがなければ途方にくれるところでした
またショップボットを経験したことで、何かを削る際には掃除機を常駐させる癖がつきました
粉じん対策マスクもしています
これが借りたルーターです。ベストというわけではないけれど、木工ではルーターの有る無しで作業時間がおにのように変わることを知りました
最後まで作ってみたものの、完成品の一歩手前の状態が一番好きだったりします
この状態で手に持ったときの感触や、木の彫られた内部を見て、空間のつながり具合を見ているのが、一番グッときます(笑)
アクリル板なしで迷路になれば一番いいのですが、それにはまた違う技法やアイデアがいるんだろうな・・・
この木材はスギらしく、ヒノキで作ったらもっと削った面が綺麗になるというアドバイスを頂きました
木工の分野は知らないことだらけです