「月曜断食」関口賢さん著(今週のお題「読書の秋」)
タイトルがいい。以前、週末断食がはやったけど、週末を断食に使ってしまうと友達とご飯にいけないという問題があった。
もっとも、この「月曜断食」も日曜の夜から軽めにしておけというのはある。要は空腹時間を長くもつことが大事なんだそうだ。特に寝てる時に空腹だと、消化のためではなく、体を修復するのに体内の力が使われるのだと。
だから断食をやると体重が減るだけでなく、肌が綺麗になったり、アトピーが軽くなったり、体自体が回復するというのがミソらしい。
そしてこの著者の面白いのは、断食がうまくいかない人は、時間を守ることを大事にしたり、部屋の掃除をしろという。
そのアドバイスの意味はなんとなくわかる。食べ過ぎで太っていて断食をしたいような人は、自分の体の感覚に鈍感になっているのだろう。もしくは鈍感にせざるを得ない生活サイクルを送っているのだろう。
鈍感になっているから、胃の限界(満腹感の気持ち悪さ)に無頓着になり、掃除がされてない(体がいやがっている)部屋でも平気でいられる。
本来もってる感覚の鋭さを取り戻す手段として、断食があり、掃除があり、時間を守るという行為を一つずつ積み上げていこうということなのだろう。
とりあえず毎食を、胃のサイズである ” 握りこぶし2つ分の量 ” にするといい。