片付けとは「モノを通して自分と対話する作業」である。
思い出のモノは、それを手で触って捨ててあげることで、人は初めて過去と向き合えるのです。
この本は片付けの方法に見せかけて、実は認知行動療法の実践本だと思った。やることはシンプルで「目の前のモノを手にとって見て、ときめいたら残す、ときめかなかったら捨てる」ということを短期間のうちに一気にやってしまうだけ。
- 作者: 近藤麻理恵
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2010/12/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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やることは単純なのに、きちんとモノと向き合って自分の感覚に従った判断を繰り返すうちに、「片付けれないってどういうこと?それって自分が見えてないことなんじゃない?どういう順番でやると自分に大事なものが分かる?私にとって生きるのに大事なのって結局なんなの?」というようなことの答えが、それぞれの人に自然に生まれてくる。
だからこの本の通りに片付けを実践していけば、部屋が片付くと同時に、頭の中の無駄がなくなる。頭の中の無駄がなくなったら、行動も早く軽くなるから人生が変わってもおかしくない。
自分も今度の休みから「片付け」を一気に実践しようと思う。服から始めて最後は思い出の品まで。 そして後日談を定期的に記録しておこうと思う。楽しみ。