molingitのブログ

本の感想と体の感覚

本 半分生きて、半分死んでいる

 「半分生きて、半分死んでいる」養老孟司さん著

 月ごとのエッセイをまとめたもの 半分死んでいるという自覚の養老さんが、今現在の社会のあり方が「何を語っているのか」を言語化してくれている

 

たとえば日本における「少子化」と「子供が将来を悲観している率の高さ」

少子化」というのは突き詰めれば、「子どもたちに『おまえなんか要らない』と大人たちが宣言していること」に他ならない だから大人たちからそう言われている子どもたちが未来を楽しく思える筈がない、というのは言われてみればよく分かる

また、「環境保護のために昆虫採集を禁止」というのは理屈に叶ってるような気がするけど、養老さんによると自動車一台を廃車するのに数千万匹の虫が死ぬという現実が一方である つまり昆虫採集禁止は本気で何かをしたいわけではないことがよく分かる

半分生きて、半分死んでいる (PHP新書)
 

養老さんはよく、解剖学という「学問分野」があるのではなく、「考え方」があるのだという なんらかの塊をほぐして、それぞれに名前をつけていく行為

その解剖という手法で、都市(意識)が行なっていることを、「目的」や「お題目」ではなく、「実際に果たしている機能」や「現場で生じていること」で分類して言語化してくれているのではないかと思う

私たちが養老さんの言葉にいつも気づかされるのは、目的やお題目といった「言葉」をそのまま真に受けて、自分の身体で実際の現場まで降りていかないから、「言葉」と「現実」の違いが分からなくなっているからだと思う

養老さんの言葉はずっと残るだろうけれど、できるだけ長く養老さんの存在にリアルに触れていたいと思う

長期旅行の必需品

ヨーロッパを2か月(2018.3-2018.5)、15か国30都市を放浪してきました。その経験からユースホステルで長期旅行したい人に必須のアイテムと旅のヒント。

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★アイテム

SIMカード【12GB 30日間有効】簡単に使えて安い!2ヵ月なら2枚買う

バックパック小(収納ポーチ付き) めちゃくちゃ便利。軽く折り畳める

変換プラグ ヨーロッパのほとんどの国はBタイプ イギリスは3つ足タイプ

VICTORINOX ハサミ、ナイフ付きの便利さは必須。飛行機では手荷物不可

クイックドライタオル 乾燥の速さがどれだけ大切なことか

ひも3m3mに切ってタオル干しに

サンダル ユースではないとやっていけない

サングラス(クリップオン) 必須なだけでなくリゾート感も

カラビナ 定期入れチェーンと ユース、美術館ロッカーの鍵など用途多し

定期入れチェーン付き 切符や観光カードを定期入れに、逆側をカラビナ

ライト(小) ユースの暗い部屋で荷物整理に必須、銀色が目立つ

南京錠(大・小) ユースのロッカーは自前で鍵の場合が多い 大小必須

マスキングテープ ほんとに何かと使える

ジップロック まぁ、だまされたと思って持って5枚くらい持って行けば分かる

エコバック 買い物とシャワー 旅先のスーパーで丈夫なLLサイズの袋も買う

ライトダウンベスト 軽量で収納ポーチのついてるやつ 秋冬春に

アイマスク 飛行機とユースで明かりの下でも眠るために

cedynaカード 海外のATMから現金を出すときに日本側の手数料が究極に安い ネットバンキングとペイパルの登録が必要 日本で事前に一通り実践してから行く

 * * *

雑情報として、ユーレールパスは使い勝手が悪すぎる。チケットの購入後に、席予約時にさらに一件あたり1500円は取られる(1回あたりではない)。フランス国内の長距離移動くらいしか元が取れない気がする。ドイツ、オランダはアプリで支払いまで出来るし、安いし、変更が簡単。飛行機は早めに予約したら1万円行かないことも多い。

ヨーロッパに行くとFELIXバスを始めとした長距離バスが死ぬほど安い。数千円で首都間移動などどこでも行ける。

宿の予約はbooking.comが使いやすいが、ホテルのネガティブな情報はgoogleMapから取ること。ブリュッセルのホテルはひどい所がけっこうある。

ヨーロッパはクレジットカード社会なので、2枚以上持って行くことをお勧め。

SIMカードの交換はたやすい。ヨーロッパの飛行場はWi-Fiがあるから、10分くらいで出来る。ドキドキするけど。

ユースなどでは基本的に自分のしたいことは主張するなり、勝手にやってしまったほうがいい。ダメなら後から注意されるなり修正されるなりする。

以上、良い旅を。

本 恋愛呼吸

本「恋愛呼吸」服部みれいさん著。

この本の感想を書くということは、効果があったということだ。効果があったら公開しよう。でもいつ公開できるんだろう⁉︎と思ってたら忘れた頃に効果があった。

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マーマーマガジンの編集長であり経営者であり作家である服部さんが、自身のゴブサタガール状況を公開してでも作った呼吸法の本。

呼吸できちんと吐いて、心の底から空っぽになったところに「男(女)が欲しい!」と声に出すことで、素直にそれが実現されていくという。

言葉と気持ちを一致させることが、どれだけ素直にできるか?というのがポイント。


恋愛呼吸

恋愛呼吸

 

 本の大半は、その師匠である加藤俊朗さんとの会話。信じるもよし、信じないのもよし。

会話の中で著者が自身の離婚や別れで、すごく自分が傷ついていたことが、呼吸によって改めて分かったとある。おそらく師匠の加藤さんの呼吸法セッションにそーゆープログラムがあるんだろう(本にはないが)。

そして、みれいさんは素敵な相手に巡りあった。

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著者のみれいさんがそうだったように、個人的には(本のことを全く忘れて)座禅の教室に通ってるうちに、恋愛につながってしまった。

本を一度読んで実践して、あと座禅教室とかがいいんではないでしょうか。

経験者より

 

 

映画 コクリコ坂から

 「コクリコ坂から宮崎吾朗さん監督

長澤まさみさんの声って、ほんとに ” 海(メル) ” にぴったりだと思う。抑えた感じの華やぎがあって。 あんな雰囲気の子が、自分が大切にしていることを伝えにきたら、そら社長さんだって何か対応したくなるよなー。

コクリコ坂から [DVD]

コクリコ坂から [DVD]

 

ってかもうさ、この映画って宮崎吾朗さんは ” 海(メル) ” を描きたかったに決まってるんだよ!(笑)たぶん、こんな感じの子が青春時代にいたんだろなー。実際にいたか知らないけど、誰の心のなかにも ” 海 ” は存在する気がする。そして想像上の ” 海 ” は幸せにならないといけないんだ。

僕も " 海 " が見たくて、この映画を何度も見てるわけで。 " 海 " のなかにある真っ当さがほしくて、トタン 米びつに変えたり。いやいや間違ってるのはわかってます(笑)

台や机の上に物を置かないことを今回学びました。そこらへんの ” 海 ” の性格に合わせた振る舞いの設定が丁寧に作られて描かれていることを、毎回発見することを自分の課題にします。

本 嘘 Love Lies

 「嘘 Love Lies」村山由佳さん著

中学生のときの人間関係と事件、それをひきづって生きて来た4人の今の話。

勝手な話だけど村山さんの小説ではいつも、「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの続きを探してしまう。著者の真骨頂は、若い人の恋愛の痛みと喜びを描くとこにあると今でも思っているから。

最近は、大人になったあとの恋愛もテーマになってきている。今回の設定は、ラノベでよくありそうな4人の男女+裏社会というのを敢えて持って来て、話はパターンでも描写で書ききるという目標を掲げたんじゃないだろうか。

嘘 Love Lies

嘘 Love Lies

 

中学生のころの関係性の描写はやっぱり読んでて面白かった。潔癖感とか、その年代特有の成長度合いの個々人の差が生んでしまう悲しさとか。

大人になったあとの恋愛描写はよく分からない。そこにそれぞれの幸せがあるのも分かるし、あの中学生ならこの大人になるよな?ってのも分かる。予想外の人生の展開があるのも当然。なんだけど、なにかもっと違った関係性のあり方を見たかった気がする。

その辺りに納得ができなかったのは、一番の原因は読者としての自分が成長できてないからかもしれない。その可能性以外では、もしかしたら、大人の恋愛というのが自然になかなか存在し得ないからなんだろうか。逆に、自然には存在し得ないとみんな思ってるから、不自然さを勝手に身にまとってしまうんだろうか。

* * *

この小説でというわけではないけれど、もっと大人の恋愛の自然なあり方を見てみたい。たぶんそれは ” 関係性の発見 ” に近い感じの。

本 はみだす力

「はみだす力」スプツニ子!さん著

 はみ出している人は自分からドアを叩いて、居場所を見つけないといけない。たいがいの場所では自分は異分子で、よく思わない人がけっこういたりして、そんなのが普通の場がほとんどなんだけど、探すと、自分を必要としてくれる場所がたまーにあったりする。

その場に出会うために、はみ出してしまった人は動き続けないといけない。縁あって目の前に現れたことには100パーセントの力を出し切らないといけない。それと同時に動き続けないといけない。タフな運命だと思う。

はみだす力

はみだす力

 

 はみ出している人の使命は、場をかき乱すことであり、新しい風を入れることであり、違う価値観であり続けること。

違う価値観の一つの極であることで、常識とその極みの間がグラデーションとして、はみ出してない人たちの動ける範囲になる。だって端っこにはあいつがいるんだから、ここまでは自分も動いても大丈夫って。

とても勇気をもらえる本。

 

本 これからの世界をつくる仲間たちへ

「これからの世界をつくる仲間たちへ」落合陽一さん著

初めて落合さんの本を読む。タイトル通り、中高生に向けて書いた本。

著者はインターネット前と後をちょうど知る最後の世代として、デジタル世界も誰かが作ったもので、どんどん変化していくし(させていけるし)、それを自分から変えていく立場にならないか?と。

また、その発想で仕事を今後していくのでなければ、コンピュータに使われる側の仕事しか残らないと。コンピューターを使う側として仕事をしていくためには、あなたがどんな立場であれ、自分の専門を”研究”として深め続けて、その上でコンピュターを優秀な同僚として使う(協力して)いくスタイルを持つしかないとも。

これからの世界をつくる仲間たちへ

これからの世界をつくる仲間たちへ

 

個人的には大学時代にインターネットが動きだして、全然そのその可能性に気づけなかったことを思い出す。とりあえず触ってみときに、mozaicという白黒ブラウザとemailがあるだけで日本全体のHPも数百とかしかなかった。大学のネット環境だったのにまだ通信速度も遅く、ネットの良さがちっとも分からなかった。今から思うととっても残念な自分だった。

その時に英語がツールとして使えるようなレベルだったら、ネットの世界も英語圏は既に大きく広がっていたので、もうちょっとネットの凄さが分かったのかもしれない。emailも便利だとは思ったけどそれで通信する相手もいなかった。

でも一番の問題は、自分が人生に受け身だったことだと思う。なにかを生み出したい、作り出したい、社会にインパクトを与えたいと思って行動していてネットが出現したら、全然違う捉え方をしたのだろうと思う。

* * *

著者はモチベーションが全ての世の中になるという。コンピューター以前の世界はモチベーションがなくて(かつての自分のように)目の前の仕事(勉強)をこなすだけでも、なにかしらやったことになっていたが、これからはそういうこなす系の仕事は全部コンピューターがやってしまう、という前提から全てを考え直せと。

モチベーションができて、問題を解決するアイデアが浮かんだら

・それによって誰が幸せになるのか

・なぜ、いまその問題なのか。なぜ先人たちはそれができなかったのか

・過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか。

・どこに行けばそれができるのか

・実現のためのスキルは他の人が到達しにくいものか。

をチェック項目にして進めと。それが仕事になっていくと。