久々の本の感想です(本のリンクはアフェリエイトになってます)
最近、文芸評論家の三宅香帆さんのyoutubeやポッドキャストを聞くようになって、「本」熱が高まってきました
そこ紹介されていた本「福音派」
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アメリカってめっちゃ宗教国家やん!!というのが読んで一番の感想
「中絶反対、人種差別温存、進化論否定」などをモットーとした「福音派(おもに右派)」が、歴代大統領にアプローチして、時の政治を動かしてきたのだと
上の3つの項目以外にも、アメリカってなんでイスラエルをあんなに支持するの?とか、アラブ諸国をなんで嫌うの?とかも分かってきます
福音派の人たちは「現在進行形でサタンとの戦いの物語(現実)の中にいる」ので、その物語(現実)に含まれること(イスラエルの保護も)は何でもやる、という強い意志なんだと
本自体は地道なアメリカの福音派の歴史で、これでもかこれでもか!というくらい人物がたくさん出てきて覚えきれないし、覚えることはたぶん重要じゃなく
わかるのは、アメリカの中心にはキリスト教があって、大きくはリベラル派との物語の争いで国が成り立っていることです
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一神教じゃない人間というか自分からすると、「特定の宗教を信じる人は、無数にある物語のうちの1つの物語を信じている」という風に見えますが、たとえば福音派の人からしたら、「(圧倒的に事実である)サタンとの戦いの中で、1人でも多くの人を救いたい(布教)、そして戦わねばならない!(具体的な政治も)」という現実を生きており、無宗教や他宗教の人と共通に話せる基盤はないことがわかります
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考えるべきは2点あります
・日本でもその他の国でも、アメリカと同じように、特定の物語を強く信じて政治に関わる集団があるだろうこと
・その強い物語を信じてる人と一緒に生きていくには、どうしたらいいのか?という問題
1つ目は日本の問題?として自分たちがどうするか
2つ目に関しては世代交代だけだろうなという気がしています
福音派も親世代と子世代では大きくスタンスが違って、対話できる余地が増えているようだから
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アメリカを見る目がかわる本です
おすすめ
