転生ものの小説では、もしかして一番人気じゃなかろうか?
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この作者の面白さは、主人公の「マイン」が
・本好き(転生前の世界と同じ)
・体が虚弱(理由となるもう一つの設定はある)
・平民と貴族と魔法がある世界に転生する
という設定だけを頼りに、壮大なストーリーを展開させる実力を持っていること
たとえば、貴族は誰かと会うときや物を贈るときなどは、すべて「側仕え」を通して処理して自分は直接手をくださないなど・・・っぽいっぽい!って思ってしまう(笑)
そして貴族は「側仕え」と「護衛騎士」がどこに行くにも必ず必要で、その側仕えや護衛たちも、ちゃんと貴族の学校を卒業しないと成れないとか
そういう一つ一つの設定が、ちゃんと物語を豊かにする伏線として回収されていくところが本当にすごいと思う
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とりあえず読み出すならピッコマでいいと思う
でもブツ切れで読むと大変だから結局は、本を手にいれることになると思われ
図書館もオススメ
全体的な印象をいうと、最初のほうの話と、中盤・後半とがマインの状況が変わってきて、同じ密度で書かれてるのがなんだか不思議な気持ちにさせらる
おそらく、普通は連載がもっと短い段階で打ち切られるから、この小説のように息の長い話が一つの作品で展開される、という経験自体が読者としても珍しいのだと思う
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でもさすがに2022現在で31冊出てるから、なかなか手が出ないだろうと思う
現在「女神の化身」の直前で、やっぱそう来た!?・・・とほくそ笑んでるところ
ちなみにコミック版も出てるけれど、小説を読んだ人が確認するための構成になっていて、話の道筋がだいぶ省略されている
秋の夜長に