ココロミにきみ

本と体とプログラミング

ドラマ 僕の姉ちゃん

ドラマ「僕の姉ちゃん」が個人的に殿堂入り

黒木華さんが姉ちゃんで、杉野遥亮さんの真面目で気弱な弟に、

「聞け、弟よ」「女に無意識(な振舞い)などない」

などとビールかワインを片手に毎晩諭す

* * *

おそらく原作の漫画はもっと表情があっさりのはずだけど、 黒木華さんの「表情と動きの豊かさ」が新しい魅力をこのお話に加えていて、それもまた楽しい

あと原作にないお姉ちゃんのファッションの凝りようもいい

さらには、(白杖ガールで知った)杉野遥亮の猫背で素直な感じが、弟役に最高

 

・・・人生の豊かさの中にこういう時間もあるんだなぁと

話を黒木華さんにずらすと、実は黒木華さんの面白さというか魅力を一番感じたのがこのドラマだった

会話劇だから俳優個人の実力がものすごく全面に出てくるわけで

逆に、表情や感情の引き出しの少ない俳優さんだとこのドラマは成り立たなかったはず

原作のドライさを失わずに、黒木華さんの肉感さを上手に入れ込んだ感

* * *

・・・そうか、このドラマって実はすごく俳優を選ぶドラマだったんだ

そして、これは脚本や演出もそうとう上手に作ってあるんだ

というか黒木華さんへの宛て書きかもしれん

* * *

さらにいうと、会話劇だから違う俳優さんの組み合わせも見てみたい気がする

おそらく俳優ごとに魅力的に見える距離や角度や時間の区切りみたいなものがあるだろうから、演出を変えていくんだろうなと思うけど

 

(追記)

改めて漫画の「僕の姉ちゃん」を読んだら、ドラマと雰囲気が全然違う

「ドラマは生きて動いてる人の話」で、「漫画は言葉の遊び」って感じで

なのでこれは別物として受け取ったほうがいいな

僕の姉ちゃん

僕の姉ちゃん

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・・・こんな姉ちゃんがいるのは幸せなんだろうか