ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 ツバキ文具店

「ツバキ文具店」小川糸さん著

なにより空気感がいい

主人公のポッポちゃんは鎌倉で、先代から受け継いだ文具店と代筆屋を営んでいる

季節に合わせて、天気に合わせて、人の出会いに合わせて

人の生きるリズムで物語は進んでいく

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

  • 作者:小川 糸
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2018/08/03
  • メディア: ペーパーバック
 

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しっかり掃除をしてから店を開けること、お客さんを旬のものでもてなすこと

代筆屋はさらに文面を考えるだけでなく、封筒、紙、書く道具まで依頼に合わせて選びぬき、さらに書をしたためる時機の頃合いまで考える

・・・こんなリズムと場所で生きていけたらなと思う

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ドラマを見てから、小説を手にとる順番だった

多部未華子さんは、ポッポちゃんの宛て書きではないかと思うくらいはまり役

そして小説を読んでみて、お客さんにポッポちゃんが出すお茶やお菓子の選び方を知り、もう一度ドラマを見てみたくなった 

ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ DVD BOX

ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~ DVD BOX

 

続編が見たい・読みたい気もするけど、これはこれで終わりでいいのかもしれない

結末が描かれないままの代筆のエピソード、バーバラ婦人の若かりし頃、ポッポちゃんの恋などなど

みんな、そういう生活に憧れていることを教えてくれた本