ココロミにきみ

本と体とプログラミング

テレビ NHK「奇跡のレッスン」

毎週、NHKの「奇跡のレッスン」を楽しみにしている


この番組のナレーションは「子どもたちは背中を押してあげるだけで飛躍できる、大人たちは何ができるだろう」とある

確かに一週間で、目を見張るほど子どもは変化するのには驚く!

・・・でも本当に言いたいのは違うことんじゃないかな?

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今回のテーマはスケートで、フィギュアスケート世界選手権二連覇のハビエル・フェルナンデスさんというコーチが、日本の小中生を教える一週間

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その中で6歳からスケートを始め、9年間続けている女の子がいた

楽しくてスケートを始めたはずなのに、試合で勝つことが全てになり、表情も演技も固く、緊張と不安だけが伝わってくる

彼女だけでなく、今回スケートを教えてもらう中学生の女の子たち全員が多かれ少なかれ、同じ「硬い」状態だった(小学生のスケーターはまだニコニコしてる!)

www4.nhk.or.jp

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最強コーチは、初日に全員にノートを渡す

いま自分がスケートができることの感謝を毎日書きなさいと

そしてレッスンは、工事現場の赤いコーンを氷上において、大事な相手として滑るとか、動物になるとか、大声を出すとか、やったことないことばかり

日頃教えてる日本のコーチたちは、遠巻きに様子を伺っている

レッスンも5日目になると、生徒たちも少しずつほぐれてくる

でもまだ何か足りない

最後の決め手が意外だった

それは、女の子たちが(滑るために)結んでいた髪を解くことだった

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そこからは表情が柔らかくなり、動きが大きくなり、見てるだけで違いが伝わってきた

最終日には親御さんにアイスショーを披露したのだけど、いつもの番組の終わり方と1つ違うことがあった

それは親御さんが子供の変化を見て、

「子どもの楽しそうな姿を忘れてました」

「知らないうちに勝ち負けや、点数を追い求めるように私もなっていたんですね」

「自分も変わりたい、変わらなきゃ」


*再放送がBS1で、2020/01/24(金)の午後8時からあります