「どこでもない場所」 浅生鴨さん著
私はアソー・カモ族の一員、アソカ・モーレである
アとモが名前に入っているのがその証である
謹んでア・モ族とでも呼んで頂きたい
≪ア・モ≫
ア・モ族はジョー・ホーが苦手である
過去に起きたジョー・ホーに興味がない
それを全うするため、ア・モ族の男子は
ミ・チに迷わなければナラナイ
ハン・ダンに迷わなければナラナイ
ジ・ブンがよくワカラナイ
大事にしているのは目の前のイ・マである
ラグビーボールのように転がるミラ・イである
≪ア・モ≫
ア・モ族はセカイ・ジューに生きている
ア・モ族はレキシ・ジューに生きている
同じバ・ショに、ア・モ族はひとり許される
同じト・キに、ア・モ族はひとり許される
ア・モ族はカ・コにはいない
ア・モ族はミラ・イにいない
ア・モ族はキオ・クにひとり
ア・モ族はミン・ナでひとり