ココロミにきみ

本と体とプログラミング

ドラマ 逃げるは恥だが役に立つ

 「逃げるは恥だが役に立つ海野つなみさん原作

 年末年始の再放送も見て、このドラマが人気になったのはガッキーの魅力だけではないことがやっとわかった。

二回目を連続して見てやっと気づいたのだけど、「対話」によってお互いが成長して変わっていくことで問題を解決していく、というドラマは昨今稀なんじゃないかと。技術も必要なく、お金も関係なく、ただ相手と向き合って正直な気持ちを伝え合って、傷ついて、火曜日のハグでなんとか元に戻って。

誰でも出来るのになかなか出来ないことをテーマにして、ドラマで見せてくれるから素直に憧れられる。個人的にはこのドラマで言うなら第8話あたりで終わってしまった自分の過去と向き合わざるを得なかったり。。。

逃げるは恥だが役に立つ DVD-BOX

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 言葉の重みがどんどん軽くなっていく今だからこそ、言葉を大切にしてひとつひとつ味わって、言葉に責任を持っている姿がとても眩しいのだろう。そして、言葉をとっても大切にしているのに、同時に言葉だけでは足りないこともよく分かっていて、そこに「火曜日はハグの日」という発明をしたのが決定打だった。身体でしか表現できないことや伝わらないことを忘れちゃいけない。

しかしこのストーリーの良さも、主人公2人と取り巻く人たちの魅力がなければ伝わらなかったわけだし、キャスティグも最高だったと思う。最後の「恋ダンス」のガッキーの踊りのキレと笑顔もすごい。実際に恋ダンスの映像作って踊ってみたけど、踊るのに必死で笑顔なんてムリムリ!

まぁやっぱりガッキーありきかな。