ギターを始めて5ヶ月弱。壁にぶつかる。ちょっと弾けるようになって嬉しいはずなのに、次の段階へのステップが見えてこないでイラッと。
振り返ってちょうど3ヶ月目のライブ直前の録音を聞くと、ただジャーン、ジャーンという(その時は幸せな、今から考えると何が楽しいんだ?的な)ストロークしか弾けてない。
4ヶ月目に8ビートストロークが弾けるようになって、俄然アコギっぽく。リズムとコード進行が同時に進んでいく楽しさ。スピッツの「チェリー」とか、モンゴル800の「小さな恋のうた」がそれらしくなって、ああ今オレミュージシャン的な(笑)
不思議なことに最初一旦8ビートが弾けるようになって、それからしばらくしてピックが弦にひっかかるようになって弾き辛くなった。ピックの先がすぐギザギザしてきて、リズムに乗れない。たぶん変な癖がつき始めている。
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弾き語りをしてわかったのは、ライブで立ってギターを弾きながら歌っている人は、実はすごいマルチタスクをやってるんだと。
そもそもギターで左手と右手で違うリズムやパターンで弾くというのがまずダブル・タスクで。次に、立って弾くと座って弾くよりパフォーマンスが落ちる。体勢的には弾きやすくなるんだけど、バランスを取ることに体の一部の能力が使われてしまうのがわかる。さらに、弾きながら歌うと手への集中が減って演奏が落ちる。
自分で楽しむぶんに弾き語りはありだけど、知らない誰かに演奏を聴かせたいならやっぱりボーカルがいる。
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閑話休題。
はやく音楽教室に通って、自分の知らない演奏の視点や演奏法を学ぶべき段階なのだろう。ただ、先生はピンキリだと知人からアドバイスをされる。ギターが上手に弾けることと、教え方まで研究してる人は全然別物だという。
たしかにギターの教本を何冊か読んでも、とことん読者に付き合うとしてる人と、初心者向けパッケージ本ってこんな感じでいいよね?的な気合いの人との差が見える。
その中でこの本はギターの総合案内として一番良かった。
ギターの種類から、ポジション、ストローク、コード進行のパターンによるジャズ、ブルースとかのお試し演奏から簡単な曲まで密度濃く。1、2年は使える。
ギターを習っている知り合いが欲しい。