ココロミにきみ

本と体とプログラミング

DIY 3D地形図

CNCで佐川町の地形図を作りました

データは国土地理院のものを使っています


 

地形図に人工物(町境や路線図)を重ねてみると、それまで漠然としか捉えられなかった地形図が、それぞれの場所に意味が付与されて、心の中で取り扱いやすくなったのに驚きました

意味だったり名前だったりがつくことで、自然が扱いやすくなるという・・・たぶん都市病

自然を自然のまま扱うことに慣れていない

 

・・・なんてことは置いといても楽しいです

ちなみに横方向に対して縦方向(高さ)だけ2.5倍しています

そうしないとリアル感がでないのです(理由は人間の目のつき方ですかね)

 

* * *

 

簡単に作れる、とは言いませんが参考までにプロセスや道具を紹介

・データ:地形メッシュを国土地理院から

・それをCADソフト(ライノセラス)で加工

・CNCで木材加工(shopbot // このCNC フライス でも出来ると思われ)

国土地理院HPで2次元地図データもスクショして、イラレ等でトレース

アクリル円板 10cmにUVプリンタで地図印刷

 

*地形メッシュデータをDLするときに、範囲は絞った方が地形の凹凸が出やすくなります

例えば1000mの山を地図に含めるときに、地図範囲が10kmと100kmを比較すると

10km >> 10cmの円盤上で1cmの山

100km >> 10cmの円盤嬢で1mmの山

になります

 

ちなみに、佐川町で地域おこし協力隊の募集やってます(2024-01現在)

この地形図は全部仕事場の道具で作りました

期限過ぎてても興味あったら連絡してみてください

お待ちしてまーす

shigoto100.com

 

DIY 電動ゴーカート工作 モーター周り

同僚と、1人乗り電動ゴーカートを作っています(というかちょっと手伝ってるだけ)

インドの人が作ってる映像をみて、少し改変して作っています

売ってるパーツとか違うし、説明書とかないので「これがいんじゃね?」ってレベルで部品を買って、「こうやったら動くかな?」で組み立てています

* * *

下の写真は

バッテリー >> スピード・コントローラー >> 前進後退・入替えスイッチ >> モーター

への接続に成功した時のです

果たしてこのモーターのトルクで実際に車が動くのか疑問ですが、(エンジンではなく)モーター方式はシンプルで作りやすいです

 

設計図というか概念図は2枚目の写真にある通りで、だいたいで作ってみて動かなかったから変えてみようという「手で作る」やり方です

(こーゆー物作りが好きな方、高知県佐川町の地域おこし協力隊にご応募ください)

実際、使ってみてスピード・コントローラーは逆方向の電流を流さないと分かったので、バッテリーからの順番を設計図とは入れ替えました

 

参考にしてるやつ

www.youtube.com

ちなみに一番難しいのは前輪の駆動部分です(見てただけだけど)

またインド方式は動力部分を2つのモーターで2輪駆動で回していて、自分たちの方式はスプロケを使ったチェーン方式で2つの車輪を一度に回そうという算段

ボディは今日同僚が完成させて、今週のうちにモーター周りが取り付けられて動くようになるはず・・・!

 

このモーター、検索ワードを思いつかないとなかなか出会えないのでリンク

ちなみにスプロケを通す棒の直径が10mmなので強度に不安が・・・というので我々チームは強引に16mmに穴を拡大しました

タイヤの取り付け方など、壁はいっぱいありますが挑戦する方にエールを送ります

いつかメーカーフェア TOKYOでお会いしましょう

 

 

p.s.

電動ゴーカートは完成して前後に走りました!

トルクは全然OK

ただし、上述の仕組みを少し変更しました

スピード・コントローラーのモーター付属のは、速度を0に出来なかったので買い換え

以下のPWM 10A 400W DCを実際に使用しました

時速4km-10kmくらい出る感じです

またスプロケと車軸が空回りしてしまったので、結局ナットとスプロケを溶接しました

溶接ができない環境のかたは、以下のギアだとモーターについてくるスプロケとピッチが同じになるので(16mmのは確認)、イモネジで締めて使えばいけるんじゃないかと

動くの見るのは感動です!

そのうちどっかで動画公開します

一枚の紙とハサミで作る不思議 DIY

一枚の紙とハサミで作る不思議です

紙は切っただけで、ノリやテープは使っていません

向こう側も同じ形です

この魔法は手で触ると解けてしまうので、箱の中に閉じ込めておくのが正解です

(そしてこういう形にするとアートっぽい!)

楽しんでください

 

きらきらLED工作 DIY

工作の時間です

今日は木材をショップボットで切り出して、LEDワイヤーで飾り付けてみました

3秒の動画です


www.youtube.com

 

ショップボットで切り出したときは、こんな感じ

24mm合板を使っています

 

これに色を塗って、そのあと「LEDワイヤー(10m100個LED)」を巻きつけていきます

木材なのでタッカーでワイヤーを留めると早いのですが、ワイヤーを断線させることもあるみたいです

実際、1セット壊しました

なのでガムテープをワイヤーの上に貼ってからタッカーを使ってみたら、その後は断線がありませんでした

この10mのは、最初にほどいて延ばしてから使うのをお勧めします

あとAmazonでの値段の変動はけっこうえぐいです

700-750円がミニマムで1000円くらいまで簡単に上がります

タッカーは初めて使いましたが便利でした

針を入れる方法(便利さ)が機種によってだいぶちがうんだ・・・

 

 

本 RESPECT

座禅でお世話になったお寺の大掃除のために、高知から大阪に一泊2日で行ってきました

奈良は生駒で関わったフリースクールにも2ヶ月に一度ぐらいお手伝いに行っています

 

地域おこし協力隊という薄給の身ですが(笑)、お金と時間の使い所はここだと何かが教えるのです

* * *

ブレディみかこさんの最新作「RESPECT」を読みました

イギリスで2010年代に起こった家賃高騰/gentrificationをベースに小説に仕立てたものです

住む場所のなくなったシングルマザーのジェイドたちが、ずっと使われていない公営住宅を占拠して、自分たちの住む権利を守って欲しいと訴えます

 

するとその場所にはいろんな立場の人たちが応援に駆けつけたり、寄付をしたり、また困窮してる人が物資を受け取ったりできる、私的なのに本来の意味で公共的な空間が出来ていきます

 

それを読んで思うわけです 「あ、この応援する感覚よくわかるわ」と

見返りはその場に参加できることそれ自体って

それが自分へのRESPCETなんだと

ビー玉立体迷路 DIY

立体迷路をDIYで作りました

今回は初めてショップボットという大型のCNCを使ってみました

そのため一般的なDIYではないかもしれませんがご紹介

 

下の写真のように、角材から切り出したものを、自作の治具で固定して、ショップボットで加工します


下図の感じで加工されるので、これを六面繰り返します

加工が終わるたびにクランプを外し、治具からビズを外し、面を回転させて、再度クランプで絞り、ビスをつけて、ショップボット で加工して・・・と延々と繰り返します

(ビス穴がダメになってくるので、ビス穴ずらし用に板をかましたりします)


今回は設計図をイラレで作っていて、このことが後から3D空間での問題になります

何がダメだったか想像つきますか?

・・・それは隣り合う面で「通路が空間的につながってしまった」という問題です

2D上では別々の通路であっても、3Dでは同じ空間を2面の通路がそれぞれ使うということが起こるわけです

最初から3D-CAD使えばいい話でしょうが、この失敗は自分の思考が2D的なのだと知れて楽しいものでした

 

仕上げは先輩から借りたルーターです(これすら初めて使った)

この立体迷路のような形状は紙やすりでは難しいので、ルーターがなければ途方にくれるところでした

またショップボットを経験したことで、何かを削る際には掃除機を常駐させる癖がつきました

粉じん対策マスクもしています

 

これが借りたルーターです。ベストというわけではないけれど、木工ではルーターの有る無しで作業時間がおにのように変わることを知りました

 

 

最後まで作ってみたものの、完成品の一歩手前の状態が一番好きだったりします

この状態で手に持ったときの感触や、木の彫られた内部を見て、空間のつながり具合を見ているのが、一番グッときます(笑)

アクリル板なしで迷路になれば一番いいのですが、それにはまた違う技法やアイデアがいるんだろうな・・・


この木材はスギらしく、ヒノキで作ったらもっと削った面が綺麗になるというアドバイスを頂きました

木工の分野は知らないことだらけです

 

 

 

 

対戦型カーリング・ビンゴ DIY

カーリング・ビンゴ を作りました

 

ビー玉を弾いて輪の中に入れ、一列揃えた人が勝ち

ライバルのビー玉を輪の外にはじき出すところはカーリング

同じ色のビー玉を3つずつ持って始めます

<製作メモ>

・A3サイズ9mm厚の板と、12mmの角材で本体

・真ん中の9つの輪は、直径26mmのドリルで2mm深さ

・ビー玉を弾く板は、4-5mmのドリルで穴を4隅に開ける

(弾く板の真ん中の大きな穴は飾りです)

 

マキタのペン型インパクトドライバを使っています(26mmのドリル刃はぎりぎり回ります)

 

26mmドリル刃はこれ

シジュウカラ用の巣の穴を開けるのにも流用できる(笑)

 

ビー玉

サイズ違いがあることを知り

17mmがノーマルサイズかと

 

今回は用途に合わないので買わなかったけど、これは使ってみたい

 

以上、お楽しみください

 

p.s.

2023/07/23 ルール追加バージョンを作成中なので、また更新します