ココロミにきみ

本と体とプログラミング

VRでoculusを買う前に

友達に勧められて、oculus2をレンタルで使ってみた

一言でいうと、VRはとても面白かった

しかし、買う前にこれはレンタルなどで試したほうがいいと思ったのでお伝え

(2022/4/6までkikitoで990円でレンタルできる>>kikito)

自分の場合で言うなら、VRは今後も体験したいけど今のOculusは物理的に合わないことがわかった

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(もしかして自分が初めてこの機器をレンタルした人?ってぐらい綺麗だった)

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チェック事項

・メガネを使う人はコンタクトを使えるか

・両目の中心間の距離がOculusのレンズの調整範囲内にあるか

・英語がある程度聞き取れるか

WiFi環境が整っているか

・機器のペアリングとかを勘でなんとなく出来るか

アマゾンプライムNetflixなどの使い方に慣れているか

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メガネでも幅142mm以内、縦50mm以内なら使えるとなっているけれど、体験の質は下がる。コンタクトなら快適なんだけど、おでこの筋肉がゴムでピタッと抑えつけられるので、まばたきの回数が減ると思う

個人的に一番問題だったのは、両目の中心距離がOculusの設定より広かったので、微妙に片目で見るか寄り目で見ることになってしまった

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英語問題に関してはだんだん解決されていくと思うけど、現状はメニューなどは日本語でも、コンテンツの中身になると英語がほとんどになる

宇宙ステーションISSの中を遊泳したり、外に出て宇宙空間を漂うアプリがあって、たぶん全員が試すと思うけど、英語の指示が分からなくて宇宙空間に出られずにいる日本人は、けっこうな割合でいると思う


www.youtube.com

WiFi環境はもうお金の問題でしかないけど、コンテンツひとつひとつが、数百メガから数ギガなので、通信環境がよくないと快適に使えない

ちなみにVRチャットというメインのアプリが、おそらく通信問題でうまく動かなかった

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使い始めるときのヘッドセットなどの機器のセッティングは、「スマホでOculusアプリをダウンロードしてペアリングとかを勘でだいたい出来る人」が想定ユーザーになっていると思う

付属のクイック説明書にはヘッドセットの電源ONの仕方しか書いてない!(笑)

基本的にその辺りのことは自分で調べてやってね、なスタンス

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機器のセッティングができると、やっとメインメニューみたいな画面が出てくる

映像系、アプリ系などの分類があって、アマゾンプライム・ビデオとかを使ってる人なら、なんとなく使える

ただ、まだ全体としてシステムが発展途上な感じがあって、アプリの削除どうするの?とか直感的には使えないなーというところ

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チェックの話は以上で、あと面白かったコンテンツと脳のバグの話を最後に


www.youtube.com

このFiRST LiFEは360度映像で、地球誕生からの生き物の歴史を3D映像で辿るもので、ナレーションは英語だけれど、見てるだけでかなり楽しい

360度映像は、自分が振り向いた後ろ側にも風景が広がっているので、脳が錯覚を起こして、本当にその場にいる感じが強烈にしてくる

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脳が騙される話でいうと、ISSの宇宙ステーション・アプリの中では、縦横がデタラメになるので宇宙酔いもするし、映像としての壁が近づいてくると、顔のあたりにほんとうに壁があるような皮膚感が生まれる

視覚と聴覚と触覚を脳の中で統合してるであろう機能があまりに性能が良すぎて、視覚情報だけで、他の感覚をバグって生み出してる感じ

すごす環境を変えるだけで人間の心は変わるので、これは心の問題を抱えている人への治療とかにも使われそう

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以上、とても面白い体験だったし、今後VRは主流メディアになることがよくわかった

 

追伸

友達にこのVRの話をしたら、なんかヘッドセットをつけるのが怖いんだよね、と言われてその気持ちはとてもよくわかった・・・というか、別の理由によりPodcastの「サンドウィッチマンの東北魂」をずっと部屋の隅でかけながらVRの世界に浸っていた

本 その農地、私が買います

「その農地、私が買います」 高橋久美子さん著

「農業をやってみたい」という人は自分も含めて多いと思うのだけど、実際に土地を借りるor買おうと行動し始めると、どういう問題と直面するのか?ということを教えてくれる

農業をすることと例えば会社で働くことは、同じ「仕事」の意味合いでは語れないことがわかった

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著者の話を聞いていると、農地というのは法律で売買に制限がかけられ、その農地の周りの土地を持っている人たちの人間関係にしばられ、天候にしばられ、近くの山の動物の行動にしばられている

さらにもしその土地を自分が取得したとしても、嫌になったら簡単に手放すことができるわけでもなく、不要の土地でも草刈りは毎年(周りの農家のために)行わないと人間関係にヒビが入るという、資本主義のいわゆる「商品」とは全然呼べないもの、という所がスタート地点だった

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農家出身でない自分としては、どうして土地という「価格がついているもの」を、「コンビニで商品を買えるようにすぐ買えないのか・売れないのか?」というのが素直な疑問になるんだけど、実はこの疑問になっている自分が本当はおかしいのかもしれない

つまり、お金と商品が等価交換できる場面が日常生活の大半を占めているため、その交換には適用できる範囲があることを忘れているだけなのかもしれない

話を具体的なところにフォーカスすると、著者のおじいさんの話が面白い

山で枝打ちや倒木を運びだすことと農業は、ダイレクトにつながっているのだと

・(針葉樹を切って)広葉樹を茂らせる・・・動物が食べる実ができる

・動物の住処となる場所が山の中にできる(ここは関連性がよくわからない)

・人間の世界と動物の世界の境界となる里山(人の匂いが残る)が維持される

そうすれば動物は山の中で暮らしていく

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しかし、おじいさんがなくなり、山に入る人がいなくなると・・・

閑話休題

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いわゆる畑仕事だけでも大変なのに、動物、天候、人間関係と、畑の外の多様な課題と付き合っていかなければいけない、というので農業って大変すぎない?と思えてくる

しかしこの自分の感覚も、農地が単純な「商品」でないのと同じく、農業が(会社での仕事とは)違う種類の「仕事」だと捉えないといけないのだろう

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ただ、そんなに辛いことばっかりだったら誰も農業を続けないはずで、何かこの大変さに見合うだけの、もしくはそれを上回る喜びがあってしかるべきじゃないの?と当然思う

あ、でも農業をする人が(機械による省力化以上に)減っているなら、農業の大変さと喜びや楽しみがつり合ってないんだろうな

今後自分が農業に関わるかは分からなけど、「農地」「農業」を、資本主義のいわゆる「商品」や「仕事のひとつ」としてしか考えれなかった自分の感覚が、おそらく多くの人の感覚でもあって、ここのアップデートが農業を変えていく最初の一歩なんだろうと思った

DIY 汚れたダウンベストに汚し塗装をする

ブログに書こうと思ってなかったんだけど、意外にも周りの評判が良かったので、

汚れたダウンベストに汚し塗装をして、問題をすり替えるやり方を伝授したい(笑)

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まず見たほうが早いと思うのでこれを

グレーのダウンなんけども、油染みがついてみすぼらしくなったもの(に塗装した)

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つまり、汚れを目立たなくするために、もっと違う汚れをつければいいんじゃない?という逆転の発想で、ガテン系の白ペンキ塗ってます&撥ねてます!をテーマに汚してみたと

こうすれば、油汚れのダウンベストを着る人じゃなくて、ガテン系か、画家的な(勘違いかもしれない)人という分類になれる!

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これは途中経過の写真

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・・・というか最初はこれで完成のつもりだったが、あまりに物足りなさ過ぎて、もうどうとでもなれや!とばかりに、あるだけの白インクを使ったら上のようになったと

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やり方は簡単で、

アクリル系絵の具を筆ににじませて、居合い斬り」を何度もダウンの上でやる

アクリル系絵の具というのは、乾燥後は耐水性を持つ素晴らしいペイントなのである

個人的には●十年前の高校時代の美術で使ったリキテックスの絵の具を使ったのだが、よく乾燥せずに使えたものだ・・・

ちなみに、濃度をいろいろ変えてやると、乾燥していくなかで濃さの違う白色迷彩みたいになってよかった

さらに、そのままだと単なる汚れに見えるので、ちょっとだけ右下に雪だるまのアクセントをつけてみた

この赤色が意外に目立って、会話が生まれること間違いなし

この写真だとあまり良さげに見えてないと思うんだけど、会った人のほとんどはそのデザインいいね?どこで買ったの?と聞いてきた!

(まぁそんな塗装を自分するやつがいる、という発想がないからというのもある)

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で、当たり前だけどこのダウンは、さらなる汚れがついても全然目立たない!

SDGsとは汚し塗装にみつけたり

DIY 地下足袋シューズにプルストラップをつける

地下足袋シューズを買っていろいろ思ったことと、 DIYがよかったのでお伝え

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この写真にある、地下足袋シューズはかなりいいです

いいのですが、普段履いてた靴に我慢してたことにも同時に気づいてしまう・・・

禁断の靴かも

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気を取り直して、

とくに足型が、「人差し指が一番長いギリシャ型」の人にはたぶん最高

自分は「親指が一番長いエジプト型」なので、残念ながら最高のフィット感は得られず

なぜ分かるかというと、0.5cm刻みで二足買ったから!(無駄)

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小さいほうは、人差し指から小指まではベストフィット!なんだけど、親指が詰まって使えず

大きいほうが、親指は最高のフィットなんだけど、人差し指以下は空間の余りが多すぎ

・・・それでも、裸足で歩いているような自由さ(心許なさ)がお気に入り!

ちなみに普段履いてる靴のサイズと一緒です

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靴裏は、波波のゴム底なんだけど、雨の日の溝の鉄柵?の上は普通に滑ります

そしてここが実はこの靴を買うべきかの一番の境目で、靴底が柔軟性があって道路や地面の形が分かるくらい薄いので、普通に道路を歩いているとかかとに衝撃が溜まります

地面の上を歩くなら衝撃はきません

土の上はどれだけ衝撃を地面側が吸収してくれたのかがよく分かる

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でもたぶん多くの人は道路の上を歩くことがほとんどだと思うので、膝や腰のバネがいい人か、つま先歩きを混ぜてもいいよ!って人じゃないと辛いかも

昔は足半(あしなか)と言われる前半分しかない草履を履いてたくらいだから、体の構造的にはつま先歩きって問題ないはずなんですけどね

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さて、ここからはDIY

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この靴を買ったひと、もしくは買う人は、1時間ほど皮と格闘してもらって、プルストラップをつけると、めちゃくちゃ履きやすくなります

プルストラップは、スニーカーのかかとについてるやつです

1時間と革加工セットを買う価値はあります

一度プルストラップをつけたら、二度とそれがない状態には耐えられません(禁断2)

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輪っかにして、手の指を通せるようにして、かかとに外側から縫い付けるのがオススメ

柔らかい皮のハギレでいいので、皮用の針と糸で直接縫えます(穴あけ不要)

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ABCクラフトみたいなところで、皮とレザークラフトセットみたいなのを買うか、Amazonでももちろん売ってます

今回の作業には「革用の針、指ぬき、革用の糸」だけでいいと思う

最後になったけど、これがその地下足袋シューズです

メッシュ生地なので雨の日は向かないかと

夏に涼しいといいなぁ

よき地下足袋ライフを

漫画 Beasters

「Beasters」板垣巴留さん著

(妄想インタビュー)

え、この漫画を描こうと思った理由ですか?

それはやっぱり、主人公の灰色オオカミのレゴシ君を描きたかったからです

あの、後輩にいたんですよ

背が高くて、なんかいいもの持ってて、表舞台に立っても映える感じなのに、裏方仕事が好きで、ある種屈折した感じの男の子が

私からするとそんなにいいモノ持ってて何を悩む?って全然意味分からないんだけど、その子も当然、青春の悩みだとか個人的な葛藤があるわけじゃないですか

そういう気持ちって漫画を描いたりすると分かったりするんですよ、性別を超えて

私、その子のこと知りたかったのかな

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なんで動物の世界なのかって?

ま、ここからはちょっとオトナの話というか、動物の世界ってあんまり題材にされてない(から目立つので重要!)し、それになんかちょっと辻褄が合わないとこがあっても動物なら許されるかなーって

でね、ここは私の発明だと思ってるんですけど、「肉食動物が草食動物を食べてはいけない」ってルールを考えたんですよ

そしたら、いろんな動物が共存できるじゃないですか

主人公の肉食動物のレゴシくんが草食動物に恋愛しちゃったりしたら、もう悩みがさらに増えて・・・(笑)

* * *

それでこれは編集者さんからのアドバイスなんですけど、理想を掲げると同時に闇ができるはずって言われたんですよ

肉食動物が本能として草食動物を食べたいって欲望のはけ口が、絶対にどっかに必要になるはずって

それが裏市ですよ、もちろん

非合法の肉で売られているのって、なんか(リアルの)新宿とかにありそうじゃないですか

私は個人の中での葛藤のほうを描きたいので、社会としての闇はあまり手をつけてませんが、裏Beastersみたいなスピンオフ作品を誰かが作ってくれたら、そういうの個人的に見てみたいかも

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え、年上の先輩のうさぎは私と関係あるか?ですか?(笑)

・・・まぁ、理想ですよね

エロくて可愛くて小心者で大胆で、女の子のいろんな成分を合わせてみた感じですかね

もちろんルイ先輩は好きですよ

個人的には伊勢谷友介さんがイメージなんですよ

あ、わかりますか?

頭の良さと見目麗しさがすごくて、でも肉弾派?そんなのない?には、ちょっと負けてしまう部分があるっていう

影のあるかっこいい人ってもう、私がいやしてあげたーい!ハート!ってなっちゃいますからね、女子は

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どれくらい読んだんですか?

ちょうど真ん中あたりで、冒頭の事件のことがわかりつつあるところですか

誰だと思ってました?

あ、予想と違ってましたか、それはやった!

そうですね、ここまでで半分なので後半何がテーマになっていくか、楽しみですよね!

ぜひぜひあとは漫画続きを読んでください!

今日はありがとうございました!

(妄想終了)

 

DIY 目と耳で学ぶ、語学支援webアプリ

目と耳で学ぶ、語学支援アプリを作りました

 

AIの音声合成で、英語などのテキストを音声に変換するのと同時に、どの単語を話してるかを、単語を光らせて教えてくれます

言語ごとに特有のリズムがあるのが、目で見てわかるというのが特徴です

<使い方>

1. 青色の欄に英語などのテキストを入力(file loadでもOK)

2. inputボタン

3.play&stopボタン


www.youtube.com

ちなみに、スペイン語の文章を英語の音声で読ませると、英語ネイティブの癖のあるスペイン語が聞けます(笑) これは予想外の機能・・・

このAI音声はまだ実験段階の技術なので、iPhoneでは動きを確認しているのですが、スマホの機種によっては動かないみたいです

また、英語の音声はパソコンで聞いたほうが聴きやすいです

スマホの英語の声はあまりオススメしないです

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こちらがアプリへのリンクです

画像が使われてないと、真っ白なリンクになるのね・・・

molingit.com

裏話というかこのアプリには前段があります (どうやってアプリを作り始めるかの話でもある)

もともと語学アプリを作るつもりは全然なく、最新のブラウザの機能としてAI音声合成が使えて、 その読み上げる単語をindex化しているということから、特定の単語を取り出せることを思いつきました

そして思い起こしたのは、映画ラピュタで、ムスカが飛行石を持ってラピュタの中心部の石板?の上で、文字を光らせるシーンです

そこで「読めるぞ!」とか叫んだような記憶が・・・

* * *

で、文字が読めて、その文字が青く光る・・・がこのアプリの原型イメージで、仮プロジェクト名「Be a Muska」 というアプリでした(笑)

しかし、文字を青く光らせて、発音されても、オチがないやん!と思って、なんだかんだしてるうちに語学アプリになってしまったと・・・

ちなみにプログラム内部では、play&stopボタンはいまだに、function be_a_musuka(){}という関数で動いています・・・(笑)

漫画 リバーエンド・カフェ(は能じゃないか?)

「リバーエンド・カフェ」たなか亜希夫さん著

 

(ネタバレありです)

石巻の川のほとりにあるリバーエンドカフェ、そこに高校生の女の子サキが通うようになる

サキは東日本大震災に小学生のとき遭遇する 詳しくは語られないがおそらく両親を失い、自分の感情を表現する言葉を失ってしまっていた

* * *

そのカフェのマスターは正体不明ながら、サキは有耶無耶のうちにカフェに通うようになる

カフェにはマスターの知人たちが順番に訪れ、サキはその人たちと関わることで言葉を取り戻していく

ある時、サキはマスターの持っているレコードを通じて歌手ベッシースミスのブルースを聞くようになり、自分が抱えてきたことを歌で表現できることを知る

 

二年後、サキは再びカフェを訪れると、リバーエンド・カフェは忽然と無くなっていた

* * *

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ここから感想

ストーリーはシンプルながら、とても心惹かれる漫画だった

最終巻でマスターや周りの知人たちが幻想の住人だっったのかもしれない、という話を知って、夢オチできたか!と最初思ったが、そんな単純な話じゃないと思い直した

つらつら考えるうちに、これは「能」なんじゃないかと

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マスターやその知人たちの多くは震災でなくなった人たちは「シテ」で、生きている側の人間サキである「ワキ」に色々なことを語ってくる

サキは、突然現れたシテたちにおどろきながらも(もちろん生きている人間同士の話として描かれてる)、その話を聞いているうちに、自分のそれまで言えなかった思いを歌に載せて表現するようになる

その歌が、結果として「シテ」たちへの鎮魂歌となり、「シテ」たちは元の世界に帰っていき、「ワキ」役であるサキはその地を離れる旅人となる

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・・・まぁ、勝手な想像ですが

さらに続けると、カフェはサキの視点から見て、左手側に描かれていた気がする

それが何を意味するかというと、能の舞台で、左手側は「シテ」が現れたり消えたりする場所であり

さらにさらに、なぜ名前が「リバーエンド」であって「リバーサイド」ではないかを考えると、川というのはそもそも、この世とあの世の境の表現であり(三途の川とか)、「リバーエンド」この世(こちら側)の終わり、ということを分かりやすく表しているんじゃないかと

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最初、能の形式にしたのは何か意味があるのかな?と思ったけど、これはもう、それしか方法がなかったんだろうなと思い直した

震災という難しいテーマを扱うのに、徒手空拳で向かうと物語が回収できなかったり、読者を傷つけたり、作者自身も傷を負うかもしれない

だから、「能」のように、そういう難しいものを扱うのに長けた方法論を使って、やっと震災をテーマとして扱うことができたんだろうなと

おかげで「能」の存在意義もちょっとわかった

おすすめ

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p.s. 最後にひとつ分からないのが、サキにトレーニングをつけてくれるはずだったあのオッサンとマスターって、どういう関係性なんだろうか?

いつか分かる時が来るのを楽しみにしつつ