ココロミにきみ

本と体とプログラミング

DIY テキストを不完全にするwebアプリ

テキストを不完全にするwebアプリができました

・・・なんだそりゃ

出来上がってる文章に強制的に空白を作ることで、既にあるイメージをリセットしたり、新しい解釈が生まれないかな?という試みのオモチャです

正解さえ要求されなければ、想像の自由が多い方が読みやすくなる・・・という人(特に子ども)がいたら役にたつことを願って

molingit.com

 

こちらがそのサンプル映像です


www.youtube.com

本 海をあげる

「海をあげる」上間陽子さん著

作者の離婚にまつわる話から始まり、友人、妹、娘、家族の話、沖縄の十代で風俗を仕事にする女の子たちへのインタビュー、基地の問題、海へと話は連なっていく

バラバラのテーマに見えて、そこには何かが一貫しているように感じる

話の途中から色濃く迫ってくる「沖縄」という共通点だけではなく、「この時代に生きる一人の人間である作者という存在」が、沖縄を含む全ての制度や社会に影響されてそこにあることを感じさせられる

つまりこれは「作者という私を軸にしたルポタージュ」じゃないかと思う

本の内容とは別のところで、すごい人間的魅力に溢れた人だな、なんて思って読んでいると、最後にそのハシゴを外される

作者はそんなに甘くない

「お前は何をする者だ?」

オススメのpodcastをいくつか

コロナになってからか、podcastを聞くようになり
今日も新しいのを友達からオススメされて良かったので、いくつかごしょうかーい


知ってる人も多いんじゃないかと思うけど、
「歴史を面白く学ぶコテンラジオ (COTEN RADIO)」

podcastranking.jp

210話ぐらいからの「性の人類史」は面白すぎ
例えば性欲はずっと人類史上あったけど、性欲の対象は実は文化的に影響されて決まっているとか
今の自分がいる文化圏から見たら、過去のもしくは現在の違う文化圏の人の性文化が気持ち悪い!って思うことが多いと思うんだけど、それすら相対的な話なんだよなと
もちろん現在の自分が生きている文化圏での習慣法律に従うのは当然として

 


二つ目
ゆとたわ(ゆとり娘たちのたわごと)

ゆとりっ娘たちのたわごと

ゆとりっ娘たちのたわごと

  • ゆとたわ
  • 即興コメディ
  • ¥0

podcasts.apple.com

女子がカフェで話しているのを横で聞いているような感じ(と本人たちが言っている)
ほんとに雑談なんだけど、二人の人間力のせいで面白いっていう
あと視聴者からの相談に全力で考えているところはちょっとすごい
コロナに必要なのはこういう雑談じゃないかとも
声質が二人が聞き分けられるくらい違うってのも重要な要素かもと初めて思った

 


3つ目
over the sun

podcasts.apple.com

このタイトルの意味がわかるまでに、10回以上かかってしまった
ジェーンスーとTBSアナウンサー堀井美香さんのトーク
これも雑談の極みなんだけど2つ目の二人とまた違った魅力がある
視聴者の世代も違う
昔の深夜のAMラジオのノリがある、あ、だから世代が違うんだ
いま(2021.12現在)はヒヤスンス(ヒヤシンス)をみんなで植えようというプロジェクトをやっている

 


4つ目
Image Cast

Image Cast

Image Cast

podcasts.apple.com

エンジニア男子の二人組
デジタルガジェエトや、創作物の話が多い
最近はちょっとネタが尽きてきたが、はじめの方はデジタルと抽象思考を
自由に行き来してすごいなと思った
この二人も雑談が上手だと思うけど、上ふたつの女性二人組には敵わない
視聴者として、なにかいいネタを提供できないかと考え中

 

本 武道論

「武道論」内田樹さん著

 

個人的な話だけど、毎日のように神社にお参りし、週に一度お寺に通っている
鳥居をくぐるとき、山門をまたぐときに、なにかしらの挨拶をどこともない空間に向かってしている

人によっては「そんなの非合理的!」って言うと思うし、かつての自分自身もそう思っていた
しかし、この「非合理的!」って思うのが一番のミソであることが、著者の話を聞いててわかった

著者の話を自分なりの言葉に直すと、非合理的なことをわざわざするのは、脳に対して「これから脳の役割を一時的に低下させます」という自分に対する宣言だったと気づいた

そうやって脳の役割を抑えると、体が全面にでてくる

本によると、そうやって場に対する敬意を払ったあと次に大事なのは、体を自分が自由に使うことではなくて、体が自由に動ける状態に整えて、その自分の体を通じて自分の外にある何かが、力を発揮できるようにすることだった
極端にいうと巫女さんに霊か何かが乗り移るように、自分の体をノリシロとして場に差し出して、それに何かが降りてもらうということ

* * *

その話が本当のことかは感覚的に分からないけど、「鬼神のような強さ」・「神かがり的な強さ」という言い方が日本語にはある(外国語にもあるのかな?)

それは、ちょっと強いとか、練習したから強いとか、才能があるから強いではなく、何か自然の強大な力に加勢されたとしか言いようのない、人間技ではない強さを発揮する人物がいる、という感覚が一般的にあったからなんだと思う

そうやって考えると、非合理的とも言える、場に対する礼儀を示すという行為、そしてその場において、整えられた体を差し出す、ということを日常的にできるようにするのが、武道の目指す道なんだろう

* * *

この、場に礼をつくして、体を場に差し出して、人間を超えるなにかを降ろして動いてもらうという作法は、人間が人間であるためのよりしろとして人類が生きている限り残ってゆく気がする

オンラインコース、udemyのススメ

udemyご存知ですか?(アフェリエイトはないです)

動画とPDFなどの資料を合わせた講義で、たぶん世界最大の教育サイト

* * *

お試しに一回でいいから、数万人以上の受講者がいる、英語チームで作られた講義を買ってみるといいと思う(英語がネックかもしれないけど、紹介映像を見て声が好きだったら続けられる可能性が高い)

そのすごさにハマると、小中高(&人によっては大学)で受けてきた授業の大部分を、「よく耐えてきたな我々」と思うようになる(もしくはもう耐えられない!と思ったり)

* * *

比べてというか最近、某大学のリアル公開講座(参加費あり)を受けてきて、あまりのツマラナサに目眩がした

卒業単位にならない条件で、自分の授業を生徒が金を払ってでも聞くか?」というのは一つの基準にするべきだと心底思った(そう思えてるから公開講座でお金取るんだよね。。。)

* * *

話を変えて、もう20個以上のudemyの講義を買ってるのだけど、このAngela先生のプログラミング・シリーズは、ほんとによく出来ているのでプログラマーの人にはオススメ

プログラミング文法だけでなく、サイトやアプリを作っていくときに必要になるお役立ちサイトの情報がちょっとすご過ぎる

www.udemy.com

まとめると、世界トップレベルの教育を知っておくのは、さらにはそれを生活に取り入れるのはすごくいいんじゃないかというオススメでした

受け取る側としてはほんとにいい時代だけど、発信する側になるのに覚悟がいるな