「『自分メディア』はこう作る!大人気ブログの超戦略的運営記」ちきりんさん著
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著者は自分の頭で考える人生を送ってきた人だ。
いまの世界がどうなっているのか?を語れる数少ない人だと思う。たとえば、今の仕事のあり方は昔とどう変わったのか?というブログのエントリはとても面白い。
昔は、④から仕事人生が始まって、同じ会社の中で①を目指す仕組みだったと。
① 仕組みを考える人(それを発注する人)
↑ ↑ ↑ 昇進
② 仕組みのパーツを考える人(受注する人)
↑ ↑ ↑ 昇進
③ 仕組みを作る人
↑ ↑ ↑ 昇進
④ 仕組みの下で働く人
それが今の社会では、
① 仕組みを考える人 → 最初から①の人として入る
② 仕組みのパーツを考える人→ 基本②のままで、まれに①に行く人もいる
③ 仕組みを作る人 → 基本③のままで、②に行ける人もいる
④ 仕組みの下で働く人 → ずっと④のまま
であるという指摘は、無意識に知ってた気がするのに改めて目の当たりさせられた感。なぜ、著者はそこに気づけたのだろう?
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逆に言うと、著者が目立つというのは、自分の頭で考えない人が多いということの裏返しでもある。もちろん僕もその一人だけれど、日々接する情報の処理だけで時間が過ぎて行く。
考える人生を送ってきている人たちも、1日は同じ24時間しかないんだから、きっと「私は○○をしない」という確固としたものがあるのだろう。
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著者は学生時代から、今の自分にしか出来ないこと:数々のアルバイトを意欲的に経験し、社会がどうなっているのか、自分に合う仕事・合わない仕事はなにか、そしてたぶん多くの失敗も重ねた。さらに、多くの国を訪れ実際に自分の目でものごとを経験する人生を送ってきた。
つまりは「自分で考えること」以外にも、「自分で実際にいろいろ経験すること」に時間を使ってきたのだろう。
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なんのことはない、著者は「知の王道」を通ってきたのだなと。
著者に憧れるなら「自分の頭で考えること」「自分で多くの経験をすること」を地道に重ねていくしかないんだなと。同時に「○○しないこと」を決めないと。
「他人の成功本に頼らない!」ってのがあるかもしれない・・・。