「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」幡野広志さん著
今週のお題「読書の秋」
* * *
著者は血液のがんを抱えており、幼い我が子に残せることはなにか?と考えたものが、ここに記されている。
これはもう、至言だと思うのだけど、
「 子どもがそうなって欲しい姿に、親である自分たちが今、なる」
たとえば、バスで運転手に「ありがとうと言いなさい」と子どもをしつけようとする親がいる。著者それに対して、親がつねに「ありがとう」と運転手に言っていたら、子ども自然に言うようになるだろうと。
自分の子どもに「他人に優しくあること、ちゃんと考えられる人であること、好きな道を選べること、行動できること」を求めたいなら、大人である自分たちがまずそうなれと。
子育ての本であり、自分が生きるための本。