「佐藤可士和の新しいルールづくり」佐藤可士和さん、齋藤孝さん対談
ピカソとかモネとかセザンヌとかの絵は、彼らが絵がとても上手だから有名で残っているのだと思っていた。それは間違いではなかったけど、ある時気づいた。
いま絵が有名で残っている人の絵は、それが上手だからではなく(上手だけど)新しいスタイルを確立した人だから、と。
あっ、この絵は輪郭がぼやっとして色合いがセザンヌっぽい、やっぱセザンヌだった、とか。全部が歪んでるトコロテンみたいな絵ってゴッホだよねとか。
「突き抜けたその人らしさ」がスタイルなんだと。
* * *
そのことを対談では、 y = f ( x ) の「 f 」 が「スタイル」なんだと教えてくれた。
ゴッホの目に映る世界が「 x 」
彼の頭の中と絵の技術が「 f 」
出てくる絵が「 y 」
* * *
その自分なりのスタイル「 f 」をまずは磨けと。自分の好きなことを深め、嫌いなことを言語化せよと。つまりは自分がどういう「 f 」を持っているかを言葉にして、一度も考えたことのない分野でもスタイルを「意識的に」使えるようにしておくのだと。
そこまではGETした。でもルールづくりまでたどり着けてない。