ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 凹んだココロをカラダから整える46の養生訓

 「凹んだココロをカラダから整える46の養生訓」鍼灸師の若林理砂さん著

以前、著者の「安心のペットボトル温灸」を読んで実際に自分でも対処療法的にペットボトル温灸を試したことがあって、これはいいなと。

若林さんの素晴らしいところは、東洋医学をポップにしたところだと思う。この本では体の4パターン分類と、身体に根ざした生活のリズムの作り方と、季節の過ごし方をふんわり&しっかりと教えてくれる。

リアルタイムでも、ツイッターで天気図と共に「低気圧があるから、ここ二、三日で◎◎な症状が現れやすいよ〜」的な実況解説もよくしている。

東洋医学式 凹んだココロをカラダから整える46の養生訓

東洋医学式 凹んだココロをカラダから整える46の養生訓

 

 本でわかったのは、自分の体が「冷・湿タイプ」であり、何事においても初動が遅いと(全くもってその通り!)。だからできるだけ身体を動かし続けて、物事を始めるタイミングを逃さないこと。

家にいる時はラジオを付けっぱにして、ラジオ体操が始まったら全てをおいて体操をするようになったのだが、たしかに終わったあとすぐ次に何かが始めたくなる効果がある!

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「人間にはマイナスの感情というのはない」という話は意外だった。まだ納得できていないが。どの感情も満遍なく使わないといけないらしい。個人的にはどうやってちゃんと怒ればいいのかよく分からない。

あと自分として人に何かを頼むのが苦手で、感情を裡に篭らせてしまうタイプなので、その解決策への第一歩として「人に頼みごとをする練習をせよ」と本にはある。家族や親しい人に「風呂掃除をしておいて」でもよくて。次のレベルでは「店員さんに、メニューにないカスタマイズをお願いしたり」と。

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この若林さんの唯一残念なところは、本業の鍼灸の新規予約が数年待ちという所!