ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 いい親よりも大切なこと

 「いい親よりも大切なこと」小竹めぐみさん、小笠原舞さん著

子育て中の人、子どもが欲しいと思ってる人の力を抜いて楽にさせる本。「◯◯でなくてもいいよ、△△しなくてもいいよ」って、著者はひとつひとつ「子育てこうあるべき」の 呪縛を解いていく。たとえば ” 遊び ” ということに対して著者は、

子ども自身が集中していること、また夢中になっていることは、すべてが「遊び」です。(本文より)

という。おもちゃを買い与えなくてもいい、親が子どもを楽しませなくてもいい。逆に、買い与えるおもちゃは、多くがそれ自身で完結していて子どもの想像力を働かせる余地がない(から子どもが集中できない)場合があるとも。

親は、子どもが今、興味のあること夢中になっていることが何なのか、それをどうやったら膨らませてあげられるかの試行錯誤を毎回すればいい。そして親自身も失敗すればいい、というスタンス。

いい親よりも大切なこと ~子どものために“しなくていいこと

いい親よりも大切なこと ~子どものために“しなくていいこと"こんなにあった! ~

 

いろいろな場面での子どもとの向き合い方を著者が語るなかで、親自身が自分の人生を楽しんでるの?と問いかけられてくる。当たり前だけど、多くのことは子どもに対してだけでなくて、相手が誰であってもおなじことが言える。

・いい恋人(である)よりも大切なこと

・いい友達(である)よりも大切なこと

・いい先輩(である)よりも大切なこと

みんな自分のなかに赤ちゃんのときの心があるわけだから、当然同じことが言える。

そして、自分の人生もちゃんと楽しんでる人のほうが、より相手も楽しんでくれたり、親しみを感じてくれたりするんだよね。幸か不幸か。

 

いい人よりも。