ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 農ガール、農ライフ

 「農ガール、農ライフ」垣谷美雨さん著

この小説によると、ツテのない人が脱サラして農業を始めるときに、最初にして最大の壁にぶち当たるそうですが、それはなんでしょう?

  答えは「誰も農地を貸してくれない」ことです。

それ以外にも農業を営むには、ほんとにたくさんの壁や問題があることが、一人の女性が農業を選択して生きていく様を描くコトで伝わって来る。

この本は、中途半端な気持ちで農業を始めたい人を、早めに挫折させる優しさの本であり、農業で生きていく覚悟が決まっている人により知恵を授けてくれる本でもある。

農ガール、農ライフ

農ガール、農ライフ

 

農業を新しくやりたいなら、真面目でたゆまぬ努力で作物を育てることと、どうやって売るかのアイデアを出すことなんて当たり前で、プラスして自分ができないことをやってくれる協力者を見つけていく能力か運もないと難しいなと正直思った。

で、そういうことが全部できるのって、女じゃない?って男の自分は思う。自給自足できない国はどこかで滅ぶだろうから、農ライフ、つまりは国ライフを救うのは、女であるって勝手に思ったりして。