ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 せいめいのはなし

「せいめいのはなし」福岡伸一さん対談集。

お相手は内田樹さん、養老孟司さん、川上弘美さん、朝吹真理子さん。

話してる人自身がほんとに面白いと感じてたのが伝わって来る。内田さんとの対談では、最後には次のような言葉にまで行き着いている。

内田樹)というか、人間の等身大のスケールで見えるものと「同じ構造」が見えることを人間は「理解」という言葉で言っているんじゃないですか。

このアイデアは福岡さんが「生物と無生物のあいだ」で、科学者が ” 発見するもの ” は、客観的でもなんでもなくて、科学者の ” 普段の有り様 ” の相似形になっている、ということに端を発している。ワトソンとクリックが二人で、二本の鎖による螺旋構造を発見したとか。

せいめいのはなし (新潮文庫)

せいめいのはなし (新潮文庫)

 

この内田さんのアイデアを援用して考えると、自分の生き方や環境をどれだけ大切にするかが、今後の自分が出会うモノゴトの質や形を決めてしまうってこと。