映画「植物図鑑」をみてくる。
出会った二人が始める恋愛の一番輝いている時を丁寧に描いている。いっしょにご飯を作って、自分たちで作ったひとつひとつの料理に感動して、自転車で遠出して、シーツにくるまって笑い合って。うう、懐かしく思い出してしまった。
と思ったら周りの観客は、その時が訪れるのを心待ちにしてる世代ばっかりで、夢見心地の顔をしていた。
大まかな流れは原作通りだから特に語るでもないんだけど、無理にハッピーエンドにしない展開のほうが自然で、心にずっと残る映画になったんじゃないかな。
原作のイメージが好きな人は、見ないという選択肢もある。高畑光希さんの映像の瑞々しさは本当に素敵だから、それを楽しむのもいいけどイメージは少しずれる。男の子のほうも違う。
この本か映画をみて、野原の草を摘むようになった人が全国に1000人はいる。それ自分か。