ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 ゼロ ーーなにもない自分に小さなイチを足していく

ホリエモンこと堀江貴文さんのB面が語られている。

 小1の時から死を恐怖し、その恐怖を感じないためにプログラミングを初めとして、色々なことに打ち込んでいく。だから仲間たちと一緒に働くことが一番の幸せであり、働くことをやめたら、おそらく小1の時の、死をただ恐怖するだけの不自由な子供の自分に戻ってしまうのだろう。

言葉を変えていうなら「生きてられる限り失敗したって何が怖いの?」って心底思ってるから、起業して失敗するときの負けしろなんてたかがしれてるという言葉が出てくるのだろう。さらに給料をもらう人は時間の自由を失うだけじゃなくて、精神の自由も失っている人もいるんじゃないかと堀江さんは言う。

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 そして「なぜ一人でやらずに会社を作るのか?」といえば、自分が天才ではなく普通の人間で、優秀な仲間に自分の足りない部分を補ってもらう必要があるからだと。そうしないと大きな夢が実現できないから。

…堀江さんの感じたこと、考えたことがすごく入ってくる。小学生時代の死の恐怖への発作からして自分は似たタイプの人間なんだろう。大きな違いは「自分で決断して動き始めない限り、あなたはこのままの人生を送るよ」という恐怖感に対して、堀江さんは動き出すという対応をしていること。この恐怖感だけでもじっくり向き合おうと思う。