ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 マッサージ台のセイウチ + 官足法

この本を読んでから何かの折に思い出すシーンがある。

イルカが、自分のマッサージしてほしい身体の部分を順番に

マッサージをしてくれるグリエルモ先生に向けていく、というシーン。

マッサージ台のセイウチ―グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記

マッサージ台のセイウチ―グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記

 

たぶん、そのイルカも人間にマッサージされる前までは

どこが凝ってるとかなかったハズのに、 感覚が分化した。

何気ないことだけどスゴイことじゃない?

 

最近、人間である自分も感覚が分化する経験をしている。

(赤ちゃんや子ども以外だと珍しいんじゃないかと思う)

下の「ウォークマット」というのがそのきっかけ。

言いにくいから勝手に「山ふみ」(竹ふみにちなみ)と名づけている。 

官足法 ウォークマット? 裏板セット(ABS樹脂製補強板付き)
 

 この高さ3cmの凸凹の「山ふみ」の上を20分くらい「足ぶみ」するんだけど、

内臓系が悪い人は悶絶するくらいに痛い。

本来は素足でやるんだけど、痛すぎて、まだ厚底の布スリッパを

履いてしか出来ない。

 

しかし、始めて2,3日したらすぐに今までにない感覚が

足裏に生まれてきた。

土踏まずの縁の左上が踏みたいとか、かかとの中心よりちょい前が

踏みたいとか、ムズムズするとか。

 

いままで漠然と「足裏というひとまとまり感覚」だったものが、

筋肉かツボか知らんけどパーツごとに分かれていて、それが

合わさって足裏が出来ているというのが感覚として分かってきた。

 

何十年も知らなかった感覚がたった一つの器具で分かるなんて。

きっと、マッサージを受けたイルカと同じ驚きの気分(笑)

もっと「山ふみ」を続けていく中で、素足で出来るようになって、

技法のレベルまでたどり着いたらさらに色んなことが感覚として

分かるんだろうか。

 

足裏だけじゃなくて、背中とかお尻とか、太ももとか二の腕とかも

「山ふみ」に類する器具があれば、感覚が分化していくんじゃないか?

そしたら「山ふみ台の上のニンゲン」を書こう。

 

p.s. 山ふみを続けて3週間。足裏に意外な変化が!

  足裏の山ふみによく接する部分が、ふかふかになってきた。

  まるで赤ちゃんの肌のようにずっと触っていたいぐらい。

  この効果だけでもすごい気が。