ココロミにきみ

本と体とプログラミング

仕事の再定義を実践

数十人のお客さんを一年間、がっつり面倒を見る仕事がちょうど一年を迎えた。お客さんに直接向き合う仕事は初めてで、いつも発見があって面白い。

いま一番凝っているのが、「一つの仕事が2つ以上の問題を解決をするもの」に仕事を定義しなおすこと。

例えば、この3月に新しい道に進まれたお客さんたちに、「一年間(会社のサービスは)どうだった?」という文章を書いてもらっている。会社の宣伝になるので無理にでも書いてもらいたいのだけど、「筆が進まない」とか、「忙しいから」とか、「不本意な道に進むことになったから書きたくない」、など断られる理由はたくさんある。

自分としても、会社都合でお客さんに書かせてる感が強くて、変だなと思っていた。じゃあ、お客さんにとってもこの文章を書くメリットを作り出せばいいじゃん?

というわけで、書いてもらう文章を「お客さんが感じた、一年間の自分の成長や周りの人への感謝」のテーマに変更した。そうすれば、お客さんがいつか自分の過去を振り返ったときに、その出発点となった一年間の気持ちや決意を思い出して、新たな一歩を踏み出すお手伝いに書いた文章が役立つかもしれない。

その文章の中に自然にこちら側(会社のサービス)の話が出てこればいい。出ないならそれは不徳の致すところ、サービスの改善を考えるきっかけに。

「三方よし」って意義深いんだな。